「僕結構腹黒いんですよ!」(小関)
――演じる中で、お互いに演じている役とご本人の印象で、合っているなと思うところはありますか?
小関:僕、本読みで玉城さんにびっくりしたんですよね。雪菜に関しては、声の質とか話し方とか、漫画や台本を読んだだけでは想像しきれなかったんですけど、それを現実のものにするパワーと元々持っているものがすごいと思いましたね。
――雪菜のイメージぴったり?
小関:ぴったり! クールビューティーな感じが。でも、僕の中では(玉城さんは)明るいイメージなんです。雪菜は実際は活躍している小説家だけど、クラスでも目立たない陰キャラのイメージの子なので、そこは玉城さん本人の醸し出すキラキラ感とは違うかなと思いました。
玉城:私全然キラキラしてないよ。
小関:さっき人見知りって言ってたね。
玉城:学生時代とか雪菜みたいな感じでした。もちろん、ミッションとかは出してないですけど(笑)。完全に陰キャラで、特に誰とも絡まず“スン”としている感じのタイプで、根本では似ているなと思うところが最初からありました。演技では、そこのキャラの強め方をはっきりつけて、より漫画っぽいキャラクターにしました。
時雨役の小関さんの印象は、やっぱり“さわやか”なイメージが強いので、最初の本読みの時もあんまり話ができなかったし、腹黒さはあまり感じられませんでしたね。
小関:僕結構腹黒いんですよ!
玉城:じゃあ…その腹黒いところを映画公開までに見せてもらえたらなと(笑)。撮影中はそこまで見つけられなかったですね。(佐藤)寛太君とかとバスケばっかりやってたし(笑)。