いよいよ最終週へ突入した連続テレビ小説「わろてんか」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)。
3月26日の放送では、覚悟を決めて北村笑店を解散させたヒロイン・てん(葵わかな)が、つばき(水上京香)やトキ(徳永えり)らを連れて滋賀に疎開。新しい生活を始めたところへ、風太(濱田岳)たちの残る大阪が空襲で焼け野原になったとの知らせが入り──という、厳しい展開が描かれた。
SNS上では、「しんどい展開だ…」や「ずっと泣かされている」といった声に加え、「とうとう最終週なのに。先が、終わりが読めない」など驚きのコメントも相次いでいる。
本作の脚本を務めた吉田智子にインタビューを行い、制作の裏話から本編では描かれなかった幻のエピソードまで、ここでしか聞けない話を聞いた。
“朝ドラ”執筆は山登り!
──よく“朝ドラ”脚本の執筆はマラソンやトライアスロンに例えられますが、完走されていかがでしたか?
私にとっては、山登りでした。頂上が見えてからがきつかったですね。登山靴の裏に雪の固まりがついてだんだん足取りが重くなるような、そんな感覚で登っていきました。
でも、登山は登頂した時が最高に気持ちいいですから。泣けましたし、清々しかったです。何より、葵わかなちゃんを座長とした出演者の皆さんが本当の家族のようになっていて、プロデューサーや監督陣、スタッフを含め、「みんなで登りきったんだ」と思えたのが大きかったですね。
──やはり“朝ドラ”ならではのことですか?
そうですね。151話を通して、キャラクターおよび役者さんたちが成長し、一つになっていく。そこが醍醐味だなと感じました。
役者さんたちもよくインタビューで答えていますが、これだけ長い時間を、同じ共演者、スタッフさんたちと一緒に過ごすことって、無いと思いますし、貴重な経験ですよね。
──葵わかなさんのクランクアップにも、駆け付けられていましたが、どんな様子でしたか?
わかなちゃんは、座長らしく、凛としていました。大役を務め上げたその姿に、私も胸が熱くなって…。濱田岳さんや徳永えりさん、松尾諭さんら、共演者のみなさんも感無量といった様子で、泣いていました。
撮影終盤は誰かがクランクアップするたびに、わかなちゃんは涙し、濱田さんや松尾さんらは号泣していたそうです(笑)。
毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか
NHK総合ほかにて放送
連続テレビ小説「わろてんか」スピンオフ『ラブ&マンザイ』
4月21日(土)夜8:00-9:00
NHK BSプレミアムにて放送
【HP】http://www.nhk.or.jp/warotenka/index.html
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