見た方が神奈川を訪れるきっかけになれば
──洸太とマリアが神奈川の各地を巡る場面がありましたが、撮影中のエピソードがあれば教えてください。
マリアの思い出の地を一緒に巡っている様子を写真で紹介するシーンは、全部同じ日に撮影しました。
マリアは各地でさまざまなことに興味津々なのですが、演じているニーナさん自身がロケ地で遭遇する全てのものに興味持っていて、すごく楽しんでいたんです。
僕はどのロケ地も行ったことがあったので懐かしいなと思っていたのですが、ニーナさんを見ていると「こんなに喜ぶんだ!、日本がお好きなんだ!」と感じて、こっちまでうれしくなりました。もちろん役のことも意識していましたが、結構素直に楽しみました(笑)。
──ほとんどの場面でご一緒だったニーナさんは、どんな方でしたか?
マリアのままだった気がしますね。とにかくハッピーな方で、朝がどんなに早くてもすごく笑顔で「グッドモーニング!」ってハグしてくださいました。それとほとんどのスタッフの方の名前を覚えていらして。初日から壁を感じさせず、コミュニケーションを取っていこうという姿勢は勉強になりました。
撮影期間の2週間は、毎日現場に行くのが楽しくて。現場って夜が遅い時もあるし、みんな疲れがたまってしまうのですが、ニーナさんみたいな方がいらっしゃると、みんな明るく楽しく撮影ができるので、僕もそれは大事にしたいと思いました。演技はもちろんですが、それ以外での振る舞いとか心の持ち方とかたくさん学びましたね。
──神奈川発ドラマということで、ベッキーさんや石原良純さん、三浦大輔さんら神奈川にゆかりのある方も出演されていますが、お話しされましたか?
あまり長い時間はご一緒できなかったのですが、その地域の素晴らしさや子供の頃の思い出を伺いました。皆さん神奈川への愛情を持っていらっしゃるというのは感じましたし、それだけ神奈川っていいところなんだなって再確認できましたね。
──宮沢さんにとってロケ地の湘南の魅力はどんなところですか?
景色や食事はもちろん素晴らしいのですが、湘南に住んでいる方々は本当に優しいと思って。今回はエキストラとして現地の方たちに出演していただいたのですが、いつも笑顔で楽しそうにしてくださいました。その地域のことを聞くと熱心に教えくださって、とても温かいなと感じました。
東京と違ってみんな時間に余裕があるというか、毎日の生活をゆっくりのんびり生きている方が多いという印象は持ちましたね。東京にいるとみんなが急いでいる感じがして1日があっという間に終わってしまったりするんですけど、撮影していた期間はのんびりできたなと感じました。
──最後に見どころを教えてください。
人間関係って年齢や性別、人種などさまざまな壁があると思うんですが、そういった壁を越えてコミュニケーションを取ることって大切ですよね。
洸太とマリアの間にはたくさんの壁がありますが、その壁を越えてお互いがそれぞれ過去に交わした大切な約束をかなえていく過程を見てほしいです。
また、神奈川の魅力が詰まったドラマなので、見た方が神奈川を訪れるきっかけになればいいなと思います。
「R134/湘南の約束」あらすじ
仕事を首になり自暴自棄になっていた洸太(宮沢)は、偶然立ち寄ったバーでアメリカの老婦人・マリア(ニーナ)と出会う。
マリアに「江の島が見える場所に行きたい」と頼まれた洸太は、避け続けていた故郷・葉山町へ10年ぶりに向かうことになる。
6月27日(水)夜9:00-10:00
NHK BSプレミアムにて放送
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