「選べない奴は選ぶ気がない」松田龍平の“ド正論”が“視聴者の心”揺さぶる<獣になれない私たち>
勝俣を心配し「どうするんだろ」とつぶやく晶に、恒星は「どっちか選ぶなんて簡単だろ。選べない奴は選ぶ気がないんだよ」とスパッと一言。「選びたくても選べないこともあると思う!」とムキになる晶の心は、仕事で他人の仕事までさせられてしまう自分へのストレスや、恋人・京谷(田中圭)が元彼女・朱里(黒木華)との同居をやめないことなどで、苛立っていた。
晶同様に、この恒星のセリフは視聴者の胸に響いたようだ。SNSでは「選べない奴は選ぶ気がないって極論だけど、概ね正しいと思う」「自分には選ぶ権利なんてないって思っていたり、選んでしまって背負うものが怖かったりする」「選べないって言って逃げてる人いるよね」と、各々現実の世界に置き換えてセリフを噛みしめていたようだ。
しかし、恒星は心底冷たい男というわけではなかった。改めて勝俣に不正な書類作りはできないと伝え、会社の再生方法を説明する。感謝を述べた勝俣は「でも聞いてた話と違ったな。ここに来れば、どんなブラックな処理にもハンコを押してくれるって聞いたから」と意味深なことを言って帰る。
10月24日(水)放送の第3話では、恒星の事務所に300万の札束をもった男が現れる。その大金の意味や、数年前から行方不明の兄が東京にいるらしいという謎について描かれる。冷静沈着な恒星は、どんな顔を見せるのか。
なお、放送終了後に公式Instagramで公開されたオフショットには、松田龍平と八嶋智人がクラフトビール店の前で肩を寄せ合う仲良しショットが。「#土下座の後 #ついに分かりあえた二人 #至福の笑顔」とハッシュタグがついているものの、よく見ると笑顔なのは八嶋だけ(笑)。松田の顔は劇中で見せた苦い表情をひきずっているようだった。