渡辺信一郎最新作は2019年4月放送開始「キャロル&チューズデイ」キャラクター原案は窪之内英策!
総監督:渡辺信一郎
――「キャロル&チューズデイ」はオリジナル作品ですが、どのような経緯で始まった企画でしょうか?
音楽をネタとして扱うんじゃなくて、音楽そのものをテーマとした作品を作りたいということ。それは、音楽に対する清冽な思いであり、濁りなき衝動であってほしいということ。それを表現できるのは、きっと大胆で未熟で恐れを知らない17歳の女性たちだろうということ。そんな事を思ってたとこに、ボンズの南雅彦さんとフライングドッグの佐々木史朗さんに声を掛けられ、この作品を作ることになりました。
――キャラクター原案に窪之内英策さんを選んだ経緯は?
企画案を書いた時、この作品のキャラクターはどういう絵にすべきかと考えあぐねました。それで、制作陣にブラインドでかなりたくさんの人の絵を見せてもらった結果、たった1つだけ、これならいけると思えたのが窪之内さんの絵でした。第2候補すらいなかったので、断られたらどうすりゃいいのという感じだったけど、受けてもらえて良かったです。
――1番こだわりを持って制作されているシーンは?
アニメーションと音楽をいかに融合させるか、ということです。演奏シーンはもちろんですが、それ以外の部分でもいかに音楽的なアニメーションを作るか、いや音楽そのものであるようなアニメーションを作りえるか、それを日々試行錯誤しながら作ってます。
キャラクター原案:窪之内英策
――キャラクター原案に挑戦した感想をお聞かせ下さい。
キャラクターデザインは脚本が出来上がる前のプロット状態から手掛けていて、人物像がハッキリ見えないままの手探り状態でした。その状況でも心掛けたのは、脇役も含めてキャラクターそれぞれの人生の背景を感じさせること。僕の場合、過去や生い立ちなど人物像をしっかり決めないとビジュアルが浮かんでこないので、勝手にイメージを膨らませてキャラクターを創りました。多少暴走気味だったかも(苦笑)。
――テレビ放送に向けて、意気込みやメッセージをお願いします。
1話目の脚本を読ませていただいた時、ワクワクが止まりませんでした。火星の大都会を舞台に、キャロルとチューズデイの2人が唄声で紡ぎ出すシンデレラストーリー。これからどんなステージで輝きを放つのか、僕もイチ視聴者として楽しみたいです。
2019年4月スタート予定 フジテレビ「+Ultra」ほか
<スタッフ>
総監督:渡辺信一郎 監督:堀元宣
キャラクター原案:窪之内英策
キャラクターデザイン:斎藤恒徳
音楽:Mocky 音楽制作:フライングドッグ
アニメーション制作:ボンズ
【HP】http://caroleandtuesday.com/
【Twitter】@carole_tuesday
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