舘さんも神田さんもすごく優しいです
――会見では舘さんや神田さんに“(芝居の)師匠”と呼ばれていましたが、撮影現場も会見と同じく和やかな雰囲気なのでしょうか?
師匠と呼ばれるのは照れくさくて、正直、すごく困りました…(笑)。でも、そういう愛のあるいじりでかわいがってくださいます。
舘さんは座られている時にいつも「志田くん座りなよ~」って言ってくださるんです。普通なら大御所の方の隣に座るなんて、恐縮してしまいますが、気さくに話し掛けてくださいます。
神田さんはよくジョークを言って、場の雰囲気を和ませてくださる方です。最初はそんなイメージが全然なかったのですが、監督が難しいことを話している時に周囲を笑わせるために「ちょっと分からないよお!!」と、わざと言ってくださっていました。
舘さんも神田さんもすごく優しいです。
ドラマでは緊張感のある場面が多いのですが、撮影はドラマの内容とは180°違う、和やかで安心感のある現場でした。
――紫苑役の風間俊介さんとの場面もあるかと思いますが、共演されてみていかがでしたか?
風間さんとの撮影は、実質2日間くらいしかなかったですが、風間さんが監督やスタッフさんと話し合って役を作り上げている姿を間近で見て、自分ももっと茜をしっかり作り上げていかなくては、しっかり役に向き合わなくては、という刺激を受けました。
――今回の作品は“ネット社会の闇”がテーマとなっていますが、志田さんはインターネットに対してどのようなイメージを持っていますか?
本当に1人の人が書いているか分からないですし、誰かが成り済まして書いている可能性もあるので、怖いなとは思っていました。
いつどこで自分の情報が出るかも分からないですし、どこで見られていて、それがどこでどう書き込まれているか、その書き方次第では印象も変わってしまうと思うので、とても怖いものだなとこの作品を通じて、あらためて感じました。
――ご自身も発言したことがインターネットで取り上げられる機会があるかと思いますが、どのように捉えていますか?
私は自分自身で発した言葉を載せていただいているので、(個人的な情報を勝手に書き込まれてしまう茜とは)ちょっと違うのかなとは思いますが、記事はずっと残るものですし、自分の言葉に対して、しっかりと責任を持たなければと思います。
「何年か前の私はこんなことを言ってたんだな…」なんて思うこともたまにあるので…(笑)。
――第1話では無口で謎めいた雰囲気の茜でしたが、今後はどのように変化していくのでしょうか?
茜は何を考えているのか分からないですし、ちょっと危険な女の子かな? と思わせる部分もありますが、実は彼女の中にも思いや葛藤があって…。
本当は愛にあふれている子なんです。
そんな茜が公平に出会うことによって、どんどん人間らしい部分も出せるようになってくるんです。そういった変化にぜひ注目して見ていただきたいと思います。
――最後にこの作品の見どころを教えてください。
第1話に辰郎と公平が擦れ違い、互いに違う道を歩いていく場面があるんです。そのシーンを見た時にすごくゾクゾクして…。
これから2人が難事件に挑んでいくというのが象徴されているシーンだなと思いました。
お2人のかっこよさはもちろんのこと、それぞれが真剣に事件に向き合っている姿がこのドラマの魅力なのかなと思います。
また、今回はネットが発端となった事件がメインとなっています。
現代社会の問題を取り上げているということ、また、その事件を通して、「実はこの人にはこんな裏があった」、「実はこことここはつながっていた」という人間味あふれる部分も描かれているので、その辺りに注目して見ていただきたいです。
毎週日曜夜10:00-10:50
NHK BSプレミアムで放送
ザテレビジョンがLINEでドラマニュース専門アカウント始めました!
主演インタビューや編集部オリジナルのドラマニュースがまとめて読めます!
下のボタンから「友だち追加」しよう!