キャストの皆さんに準備稿を渡したとき「え!?」と驚かれたくらい圧巻の法廷バトルは必見です(大江P)
――最終回はどのようなストーリーになっていくのでしょうか?
大江P:翔子がなぜ資格を剥奪されたのか、その裏に潜んでいる陰謀の真相を解き明かしていく大きな展開のある回であり、翔子が追われたFelix & Temma法律事務所、弁護士会会長の天馬(小日向文世)との最終決戦です。
キャストの皆さんに準備稿を渡したとき「え!?」と驚かれたくらい、今までになかった圧巻の法廷バトルが展開されます。
天馬を訴えた翔子が法廷に立てる場面ですので、彼女が弁護士時代に培った知識、追い詰め方、弁護士だったころのすごさが初めて見られます。
――新作の撮影現場で米倉さんを近くで見られていて、感じることはありましたか?
大江P:米倉さんが自分からちょっと違うものをやりたいと立ち上がった企画の中で、第1回の反響を聞くまでは、「自分から言い出しておいて散々な結果になってしまったらどうしよう」というプレッシャーは誰よりも感じていたと思います。
また、新しいキャスト、スタッフを集めての座長としての立場もプレッシャーだったと思います。
「ドクターX」のスタッフも多いですが、新しいメンバーとやるというのは、ものすごく刺激があることでした。翔子というキャラクターを作りあげていく中での、本人なりの悩みとか、未知子と違ったキャラクターをどういうふうに作ったら良いか、監督とかプロデューサーとも相談しながらと、最初のころは本人なりに模索しているなとヒシヒシと感じました。
そして、第5話くらいで役が板についてきて、つかめてきたのかなと、見ていて感じましたね。新作という緊張感とかも含めて本人が望んでいたものなのかなという気もしました。
――視聴者から受け入れられている、要因は何だと思いますか?
大江P:孤高の大門未知子から、チームの監督のような立場で自分は口で指示だけして高みの見物をしてるような小鳥遊翔子へ、何でも自分でやってしまう人から、何もやらないキャラクターに大きく変わりました。
視聴者が米倉さんに求めている破天荒なキャラクター性もカバーしつつ、新しく違った破天荒さを表現でき、視聴者が望んでいた米倉さんがちゃんとそこにあったのかなと思います。