ディーン・フジオカ 井浦新との再共演に喜び「一緒にいてすごく安らぐ」
――純は素顔を隠しているので、涼介とは弁護士と刑事として関係を持っていきます。新さんとの共演シーンで楽しみにしている点は?
間で語るシーンが多いんですよ。純は素性を隠しているし、涼介も素直に生きなれない人生を歩んできているので。なので、言葉で「親友だよな」などとはっきり言いはしませんが、似た者同士なので互いを理解し合えるんですよ。それがエンディングまで続くので、最後は込み上げてくるものがあると思います。生まれる環境が違ったら親友になれたかもしれないのに、人間とはいかに置かれた境遇や運命に翻弄されてしまうものなのか。そういう『レ・ミゼラブル』らしいメッセージがにじみ出てくる物語を、新さんと演じられることが楽しみです。劇中でお酒を酌み交わすシーンがあって、あんな感じの居酒屋に2人で行ったら楽しいだろうなとも思いました。
――“モンクリ”で共演した山本美月ちゃんも、弁護士の純が助けるシングルマザー・唯役で出演します。美月ちゃんともあれ以来の再会ですか?
少し前に台湾の仕事でご一緒したんです。日本のコンテンツを台湾の方々に紹介するイベントだったんですけど、台湾でも自然と話題は“モンクリ”になりました。その時にまた縁がありそうだなと思ったら、こんなに早く実現してしまいました(笑)。今回はキャストもスタッフも「またお願いします」という方が多いので、たまにちょっとデジャブがあって。あれ?って瞬間を感じてます(笑)。
――放送は新春ですが、2019年はどんな一年にしたいと思っていますか?
まず1月30日(水)にアルバム『History In The Making』のリリースがあります。アルバムは2016年3月以来なので、その後に制作したシングル「History Maker」など15曲を収録し、それを持って香港、台湾を含めたアジアツアーをやります。今まで支えてきてくださったいろんな国のファンの方へのお礼参りにもなりますので、心を込めてライブを行なう1年にしたいなと思っています。
取材・文=及川静