坂口健太郎「黒川拓は“やわらかいドライアイス”のような男の子」
――では、これから放送される第4話の見どころを教えてください。
第4話では東京湾沖の島で起きた殺人事件が題材になっています。第3話でもそうでしたが、誰かが亡くなっている事件の弁護は本当につらいんですよね。だけど、拓がやっていることは一貫していて、冤罪を勝ち取るための証拠と証言を集め、裁判でそれを証明すること。だから、ゲストの皆さんに物語を動かしていただいているところがあるのですが、第4話は特に切ない物語になっていると思います。
あと、これからさらに拓の過去が明らかになっていきますし、拓と父親・真(草刈正雄)の関係や、大学の先輩と後輩だった秋保(藤木直人)との関係、そして川口春奈さん演じる楓とのバディ感も深まっていくと思うので、そこにも注目して見ていただければと思います。
――ちなみに、メーンキャラクターが温泉地の名前になっているとSNS上で話題になっていました。坂口さんは気付いていましたか?
いや、僕自身も気付いていなかったんですけど、何でこんなに言いにくい名前なのかなとは思ってました(笑)。それでプロデューサーさんに聞いたら、温かみのある名前ということで温泉に合わせた名前になったみたいですね。ちなみに、容疑者として登場していただくゲストさんたちの役名は、温泉地ではなく火山の名前になっているそうです。
――そういった役名や第1話に出てきたフィギュアの「企業戦隊サラリーダー」を含め、このドラマはネーミングセンスが抜群ですね(笑)。
第4話には“わさミョーちゃん”というナゾのキャラクターも出てきます(笑)。物語的にはちょっと重いテーマを扱うこともありますが、そういったクスッと笑える要素もたくさんあるので、楽しんでいただけるとうれしいです。
取材・文=馬場英美
毎週土曜夜10:00-10:54 日本テレビ系で放送
脚本=古家和尚/演出=南雲聖一ほか
出演=坂口健太郎、川口春奈、趣里・杉本哲太・志賀廣太郎、市川実日子・草刈正雄(特別出演)・藤木直人ほか
▼公式サイト
https://www.ntv.co.jp/innocence/