個性豊かな14名の王子たちが「伝説の王子」になるべく、さまざまなバトルを華麗に繰り広げる映画「PRINCE OF LEGEND」。この作品で、総資産数兆円と言われる朱雀グループの御曹司で、容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能の朱雀奏を演じた片寄涼太にインタビュー!
―御曹司のプリンスを演じるにあたり、撮影中に心掛けていたことはありましたか?
「奏は子供のころから御曹司としてちゃんとした振舞いをしてきた男子だと思うんです。言葉遣いもそうですし、背筋を伸ばした歩き方や凛とした立ち姿がしっかり身に付いていると思うので、ちょっとした発言や動作でも、御曹司らしく見えるように意識しました。食事をするときのマナーや車を乗り降りするときの動作などは、所作の先生に指導していただきました。例えば、車の中では制服のボタンを外しているんですけど、車を降りるときには留めるとか、ひざまずいて手を差し伸べるときは片手を背中の後ろに添えるとか。先生からは英国紳士のような振る舞いを教えていただきました」
――役作りをする上で、自分から提案したアイディアなどはありましたか?
「自分の中で奏という人間を現場で調整していくことも多かったです。僕は果音(白石聖)に対して何かとムキになる表情を派手に見せたかったから、変顔や子供っぽく見られても、照れくさがったり躊躇したりしないで、大袈裟にやるように心掛けました。そうすることで、自分ってこういう表情ができるんだなって、自分自身を客観的にみることができてとても勉強になりましたね。あと、同じチーム奏の(塩野)瑛久や(飯島)寛騎に相談することもありました」
―どんな相談をしたんですか?
「撮影中、奏の気持ちが分からなくなったときがあって。果音に花束を渡すシーンがあるんですが、『あれ? 奏は果音のことが好きなんだっけ? そうじゃないんだっけ?』って、途中でよく分からなくなっちゃって(苦笑)。自分はどっちの方向でいけばいいのかを、2人に相談したんです」
―奏の側近という役どころの2人からは、どんなアドバイスがあったんですか?
「2人は温かく見守ってくれました。実は俺もそう思ってたんだよって(笑)。あと、台本にはなかったやりとりなども、3人で何度も話し合いながら作り上げていきました。監督はその様子を見ていらしたみたいで、“(現場で)3人はよく演技について話をしてたよね”って言ってくださって。Team生徒会はGENERATIONS(佐野玲於・関口メンディー)で、TeamネクストはTHE RAMPAGE(吉野北人・藤原樹・長谷川慎)。そういうところで言うと、僕ら3人は一番後からメンバーが集まったチームになるから、初日からしっかりコミュニケーションをとって結束を固めよう、ドラマ版のときからしっかり関係を作っていかないと映画に繋がっていかないんだという思いは3人ともあったと思います」
―塩野さん、飯島さんとは初共演ですが、共演をしてみてどんな印象を持ちましたか?
「寛騎はちょっと天然なところがあるかも!?(笑)。ふざけてちょっかいを出してもいつも笑顔で受け止めてくれたし、いつも場の空気を明るくしてくれるから、すごくありがたかったです。瑛久の印象は、ドラマの撮影に入る前のリハでは壁を一枚作ってお互いを見合っているような感じだったんですけど、それは今思うと彼の真面目な部分の表れだったのかなって。瑛久とは同い年ということもあって、気付くとプライベートの話ができるくらいの空気感になってましたね。一緒に飲みに行っても仕事の話ばっかりしているんですけど(苦笑)」
2019年3月21日(木)公開
配給=東宝
【公式HP】http://prince-of-legend.jp
スタイリスト=笹川陽介/ヘア&メーク=寺本剛(JYUNESU)
◆映画「PRINCE OF LEGEND」王子リレー連載!◆