<試写室>「僕の初恋をキミに捧ぐ」本当の“強さ”を彼が教えてくれた
「涙は悪いもんやない。涙の分だけ人に優しくしぃや」
どこかのヒット曲の歌詞のようだが、こちらは大正14年生まれの祖母の言葉だ。バリバリの東北人だが、なぜか名言っぽいことを話すとき語尾が関西なまりになる。照れ隠しだったのだろうか…。
ちなみにまだ健在だが、私のことはたぶん覚えていない。
それを言われて以来涙を流した後、他人に優しくすることを心掛けて生きてきたつもりだが、こりゃ大変だ。優しくしてもしても足りないくらい涙を流してしまった。
なぜ涙を流したのか? 本当はリアルタイムで見るのを楽しみにしていたあのドラマを先に見てしまったから。
あ、恨み節じゃなくて中身が泣けたという話だ。
各局で放送されているドラマやバラエティー、アニメなどを事前に完成DVDを見て、独断と偏見とジョークに満ちたレビューで番組の魅力を紹介する、WEBサイト・ザテレビジョン流「試写室」。
今回は3月2日(土)に放送される、土曜ナイトドラマ「僕の初恋をキミに捧ぐ」(夜11:15-0:05、テレビ朝日系)の最終回を取り上げる。
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