「ひよっこ」以来の再共演!古舘佑太郎、「峯田和伸さんへのリベンジマッチだった(笑)」
連続テレビ小説「ひよっこ」(2017年、NHK総合ほか)の脚本家・岡田惠和と、銀杏BOYZの峯田和伸が紡いだ同名小説を映画化した「いちごの唄」が7月5日(金)に公開される。銀杏BOYZの楽曲をモチーフに、中学時代に親友を事故で亡くした青年と、彼にとって憧れの存在だった中学時代のマドンナの再会から始まる青春ドラマだ。その主演を務めたのは、「ひよっこ」のヤスハル役で注目を集めた古舘佑太郎。岡田との再タッグ、さらにはミュージシャンとしても活躍する古舘がリスペクトする峯田との「ひよっこ」以来の再共演も話題を集めている。
やっぱり朝ドラの影響力はすごい
――「ひよっこ」で演じられたヤスハルが注目を集めましたが、朝ドラの反響を実感することはありましたか?
今まではライブハウスやフェスなど音楽好きが集まる場所でしか声を掛けられることがなかったのですが、「ひよっこ」をやってからは声を掛けていただく方の年齢層が広がった気がします。あと、役名で呼び掛けられるのも初めての経験だったので、やっぱり朝ドラの影響力はすごいなと思いました。
――今回も「ひよっこ」の岡田さんとのタッグになりますが、最初にこのお話を聞かれたときの感想は?
「ひよっこ」とは違って、今回は自分が主演ということだったので、ドキドキしました。しかも、岡田さんと峯田さんから生まれた物語なので、どこまで自分にやれるのかに葛藤しつつも、うれしかったです。
――古舘さんが演じられたコウタは、峯田さんの分身とも言われていますね?
僕としては峯田さんの分身とは考えていなくて、どちらかと言えば峯田さんが書かれている曲の分身みたいな感じですね。だから、曲の世界観みたいなものは相当意識しました。
――何度も曲を繰り返し聞いて役作りされた感じですか?
いや、僕は10代のころから聞いていたので、もう体にしみ込んでいるというか。だからこそ、意識しすぎてしまうところもあったんですけど、峯田さんから「俺とか、楽曲とか、原作とかを意識しないでやりなよ」と言っていただいて。そこからは肩の力を抜いて挑むことができました。
7月5日(金)公開
配給:ファントム・フィルム
監督=菅原伸太郎/原作・脚本=岡田惠和/原作・出演=峯田和伸/出演=古舘佑太郎 石橋静河 宮本信子ほか
ⓒ2019「いちごの唄」製作委員会