大泉洋「家で奥さんに“グチる”ところが、私と似てます(笑)」主演『ノーサイド・ゲーム』語る
――大泉さん演じる君嶋隼人ですが、上司が提案する企業買収について、現状を率直に受け止め意見できる、まっすぐな男という印象を受けました。大泉さんの印象はいかがでしょう。
でも、ちょっとズルさもあるんですよね。本社に返り咲くために、ラグビー部を利用しようとするところとか、人間らしいといえば人間らしい。完全なヒーローではないところに魅力を感じます。
君嶋は強いところがあるけれど、弱いところもある人で、奥さんに弱い。家で奥さんに結構グチるところが私と似てますね。
それから家の外では強いんだけど、中で弱いところは完全にシンクロしてます。だから、家の中は演じやすいですね~(笑)。
まるで最初から僕が演じると知っていて、書き下ろしたのではないかと思うような役どころです(笑)。
――妻を演じる松たか子さんについては?
小気味のいい松さんのお芝居に、私があしらわれております。
松さんのセリフで「毛ほども興味がない」というのがあるんですよ~。素晴らしいセリフですよね!
――(笑)。そんな君嶋がGMとして、どうラグビー部を復活させるのかも大きな見どころだと思います。
もともとチームを優勝させて、自分は本社に戻ろうというヨコシマな気持ちのある人が、どう部員と向き合い、そして自身が持つ経営戦略のノウハウをどう使って、チームを強くしていくのかが、今作の面白いところですね。
例えば、お金をどう使うのかとかね。
――劇中では大泉さんがラグビーに挑戦されるシーンもあるんですよね。