上野樹里「“のだめ”は一番長く演じた大好きな作品」13年ぶり“月9”に感慨<監察医 朝顔>
7月15日(月)に第2話が放送となる“月9”ドラマ「監察医 朝顔」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)。同作で主演を務める上野樹里が、作品や“月9”への思いなどを語った。
「―朝顔」は同名コミックが原作。法医学者・万木朝顔(まき・あさがお/上野)と、父である刑事・平(時任三郎) が、解剖や捜査で遺体の“謎”を解き明かすサスペンスフルなストーリーと、遺体から見つけ出された“生きた証”が、生きている人たちの心を救っていくハートフルな物語が共存する作品だ。
「魂が震えるような思いがしました」
――いよいよスタートした「―朝顔」。物語について、どのように感じられましたか。
このドラマの概要やストーリーを初めて聞いたとき、魂が震えるような思いがしました。
朝顔の母親は東日本大震災で今もまだ行方不明という設定なんですが、現実にもそういう状況で苦しんでいる人はたくさんいらっしゃるし、災害以外でも最期がわからないまま亡くなった方や生き延びても元の生活を取り戻すことができない人は大勢いる。
そして、災害国である日本がこれまでの経験やほかの国の例を学び、より良い環境になる国になってくれたら嬉しいです。
そういういろんな人の報われない気持ちだったり、悲しい想いを、朝顔という人間を通して考えるきっかけにしてもらえたらいいなと思います。
遺体は嘘を付けません。そこには絶対に変えられない“証拠”があるからこそ、うやむやにしてはいけない。
今回私が演じる法医学者は、キツくて苦痛も伴う本当に大変な仕事ですが、遺体の解剖によってその人がどのように殺されたか、なぜ殺されたのかまで解き明かすことは残されたご遺族のためにもとても意味があるんじゃないかと思います。