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サマソニ20年の歴史を振り返る(後編) QUEEN、ファレル、レディヘ…進化と変化の9年間を回顧!

2019/08/07 21:00

第17回(2016年):UNDERWORLD、RADIOHEAD


【写真を見る】2003年出演時に続き、2016年のライブでも名曲「Creep」を披露したRadiohead
【写真を見る】2003年出演時に続き、2016年のライブでも名曲「Creep」を披露したRadiohead(C)SUMMER SONIC All Rights Reserved.


前年の深夜枠、「HOSTESS CLUB ALL-NIGHTER」にソロ名義で出演していたトム・ヨークが、この年は13年ぶりにレディオヘッドとしてサマソニへ。アンダーワールドと共にヘッドライナーを務めた。

レディオヘッドは、自身のキャリアを総括するような名曲揃いのライブを展開。アンコールでは13年前と同じく名曲「Creep」を披露し、数年前に某フェスで彼らを目撃していたファンを歯ぎしりさせることに(笑)。一方、意外にもこれがサマソニ初出演となったアンダーワールドは、こちらもアンセム「Born Slippy」でライブを締めくくり、観客を踊り狂わせた。

一方で、復活直後のTHE YELLOW MONKEYやサカナクション、星野源に水曜日のカンパネラと、例年以上に邦楽勢がマリンステージに数多く出演。高橋幸宏を中心としたMETAFIVEや和田アキ子など、日本のレジェンドたちもさすがのパフォーマンスを披露した。

そして、2019年のサマソニでヘッドライナーを務めるTHE 1975とTHE CHAINSMOKERSが、この年揃ってステージのトリを務めていたという意外な事実も。そのほか、LARRY GRAHAM & GRAHAM CENTRAL STATIONが、夜のビーチで同年亡くなったPRINCEへ捧ぐ「Purple Rain」を演奏した感動的な光景も記しておきたい。

第18回(2017年):CALVIN HARRIS、FOO FIGHTERS


単独DJとしては史上初となるカルヴィン・ハリスと、足の怪我から復活したデイヴ・グロール率いるフーファイターズがヘッドライナーを務めたこの年。

BLACK EYED PEASからピコ太郎までが顔を揃えたこの日のマリンステージで、カルヴィン・ハリスはアゲアゲのEDMセットを披露。“脱EDM路線”だった最新アルバムのモードとは異なるセットに困惑する観客もいた中で、終始矢継ぎ早に曲を繋いでいきステージを盛り上げた。

そのほか、AXWELL Λ INGROSSO、JUSTICE、R3HABなど、EDM/ダンスミュージック勢が多くのステージのトリを務めたことも話題に。サマソニの新たな潮流が一挙に花開いた年となった。

その一方で、長年サマソニの顔であったパンク/ラウドロック勢もさすがの盛り上がりを発揮。また、JUANA MOLINAやTHE TREVOR HORN BANDなど、フェスの奥行きを示す顔ぶれも充実のライブを披露した。

第19回(2018年):NOEL GALLAGHER’S HIGH FLYING BIRDS、BECK


そして2018年は、ベックとノエル・ギャラガーという90年代ロックシーンを代表する2組がヘッドライナーに。ノエル・ギャラガーは、OASIS時代の印象を払拭するようなサウンドで名曲「Don't Look Back In Anger」を披露するなど、自身の新機軸をアピールするライブとなった。

一方のベックは、近年のフォーキーなサウンドから一気にロック色を増したステージに。「Devil's Haircut」「Loser」といった代表曲で前半からたたみかけ、終盤には最新アルバムでコラボを果たしたDAOKOもステージに登場し、ライブを大いに盛り上げた。

この年最も期待を集めていたのは、これが初来日だったCHANCE THE RAPPER。CDや音源のダウンロード販売をしないというポリシーを持ちながら、世界的な人気を誇る新世代のラッパーは、ゴスペルなども消化した独自のラップミュージックでスタジアムを沸かせた。

そのほか、KAMASI WASHINGTONやTHUNDERCATらジャズ勢に、おそらく日本のフェス最後の出演となる“P-FUNK”ことGeorge Clinton & Parliament Funkadelicなど、ブラックミュージック系アクトの充実したパフォーマンスも話題に。夕暮れ時のビーチに爽やかな風をもたらしたTOM MISCHの演奏も印象深かった。

毎年のように名演が繰り広げられてきたSUMMER SONIC。20周年となる今回は、どのような伝説が生まれるのか注目だ。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

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「SUMMER SONIC YEARS 2000-2018」
8月12日(月)昼5:30-夜6:45
WOWOWライブにて放送
https://www.wowow.co.jp/detail/115825

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  • 2011年、新体制で初となる日本でのパフォーマンスを披露したRED HOT CHILI PEPPERSは、ことしもサマソニに登場!
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