山内「僕たちを知らない方にもしっかりと音楽を届けたい」
――先日の「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)への出演も話題になっていましたね。
山内:普段はライブハウスツアーやフェスに出演させていただくことが多いのですが、僕たちを知らない方にもしっかりと音楽を届けたいという思いでやっています。
「ミュージックステーション」は今回初めて出演させていただきましたが、今まで出たことがないところにも出ていって、バンドとしてこういう活動してもらえるというのを知ってもらえる機会にもなると思うので、どんどんやっていきたいと思っています。
――ファン投票によるプレイリストアルバム『FAB LIST1&2』が8月にリリースされましたが、このアルバムはどのような思いで作られましたか?
山内:一番は支えてくださるお客さんへの感謝が大きいです。オリジナルアルバムは10枚出しているんですが、この節目でお客さんやリスナーの方と一緒にアルバムを作って残すのがいいんじゃないかと思って作り始めました。
投票を募ったんですが、「この曲やっぱり入るんだ!」と納得する曲と、「この曲こんな人気あるんだ?」と思う曲があって。「この曲、すごく好きでいてくれてるんだ」というような驚きと喜びがありました。
加藤:予想をあまりしていなかった曲が入ったので、これはまたライブにも反映されていくのかなと自分たちでも思いました。
金澤:「プレイリストアルバム」なので、みんなで作った気持ちが大きいです。それこそ、初めてフジファブリックをこれから聞いてくれる人たちにも、聞いてもらうのにもぴったりの1枚かなと思います。
――アルバムの中から、フジファブリックさんの曲をまだ聞いたことのない方にもまずお薦めしたい曲を教えてください。
山内:この夏、フェスでもよく演奏した「若者のすべて」という曲は、いろいろなところで認知されてきたという実感があります。
それと、「Green Bird」は投票でもすごく人気があった曲なので、全曲聞いてほしいんですが、中でもこの2曲はまず取っ掛かりにいいと思います。
加藤:まずはデビューシングルの「桜の季節」を聞いてほしいです。
金澤:なんだろう…いっぱい曲が入ったアルバムなので、全部言いたくなっちゃうけど、やっぱり中でも最新の「手紙」かな!