「やっぱりこの3人はいいな〜」と思いました
――戸田さんは第2週の10月10日(木)から登場し、10月14日(月)から放送の第3週では信楽を飛び出します。第4週までの見どころを教えてください。
第2週の後半に子役の川島夕空ちゃんからバトンが受け取って登場しますが、幼なじみの照子(大島優子)も信作(林遣都)も違和感のないキャスティングになっているので、プロデューサーの方々のセンスに驚かされるのではないかと思います。
そして、第3週では一人で大阪に出て働き始め、大人の世界に触れていきます。知らなかったことを吸収し、キラキラ輝いていく姿が見どころだと思います。
第4週ではお父ちゃん(北村一輝)もいますが、喜美子も大黒柱として川原家を養っていかねばならないという自覚が湧くので、すごくお金のことを話す週です(笑)。「お金が大好きです!」というせりふがあるのですが、その屈託のなさが好きですね(笑)。お父ちゃんの血を継いでいるなと感じるシーンの多いドラマですが、お母ちゃん(富田靖子)のDNAも感じていただける週になると思います。
――喜美子を作り上げる上では、幼なじみの存在も欠かせないと思います。照子と信作はどんな存在か、そして、演じる大島優子さんと林遣都さんとのエピソードをお教えください。
3人はそれぞれになくてはならない存在で、互いに足りない部分を補い合い、支え合っている家族のような仲間です。いつも気にかけ合っていて、この上ない宝物でもあります。第3週から喜美子が大阪に働きに出るので、撮影でも2カ月ほど会えない期間があったんですけど、久しぶりに会ったときに、「やっぱりこの3人はいいな〜」と思いました。私から見ても二人は愛おしい存在です。
3人そろうシーンが最後かもしれないという日に記念写真を撮ったんですよ。そしたら、その写真がとんでもなく親友で! 写真に写っているのが戸田恵梨香、林遣都、大島優子の3人ではなく、喜美子、信作、照子だったんです。どうしてこんなことになるのだろうとびっくりしたのですが、それだけ力強い作品なんだろうなと思いました。
――撮影はまだ続きますが、今後どのように喜美子を演じていきたいですか?
20代以降の喜美子を脚本の水橋文美江さんがどう描かれるのかはまだ分かりませんが、芯の強さやみんなに力と愛情と笑顔を送り続ける部分は変わらないと思うので、そこはブレずに演じていきたいと思っています。
取材・文=及川静