中井貴一、三谷幸喜監督とのタッグで“超大ヒット”も「コメディーだと思って撮影していなかった」
中井貴一が、10月11日に東京都内で行われた主演映画「記憶にございません!」(公開中)の超大ヒット舞台あいさつイベントに、佐藤浩市と共に登場。メガホンを取った三谷幸喜作品の魅力について語った。
本作は、三谷監督が政界をテーマに描いた物語で、主演の中井が国民から嫌われ、史上最低の支持率をたたき出した主人公の“史上最悪の総理大臣”黒田啓介に扮(ふん)する。
ある日、黒田は一般市民の投げた石が頭に当たり、記憶喪失になってしまう。それにより金と権力に目がない悪徳政治家から、一夜にして善良で純朴な普通の「おじさん」に変貌。
黒田は国政の混乱を避けるため、国民はもちろん、大臣たち、家族にさえ、記憶を失ったことを隠し、直近の秘書官たちに助けられながら、ギリギリなんとか日々の公務をこなしていく…というストーリーだ。
9月13日の公開初日から、10月11日までに観客動員数230万人、興行収入は29億円を突破したことで行われた本イベント。
しかし三谷は別の仕事で来られず、ビデオレターで2人と観客にメッセージを送る形となった。
三谷の遊び心(?)が詰まった個性豊かなビデオメッセージに、中井は「バッカじゃないの…(笑)」と吐き捨てつつ、三谷の印象について「毎回一緒にやる方とは新鮮でいたいので、あまりプライベートでもお会いしないようにしているんですけど、本当に会うたびに新鮮な気持ちでやらせてもらっています。
三谷さんが今やっているものは大体10年前に発想したものなんです。10年前くらいに思っていたことを今具現化されていくという周期でやっていらっしゃっていて、この『記憶にございません!』も10年くらい前に発想したことだったりもするんですけど、それも時代的に見てすごくタイムリーに見えたりするというのは彼のその持っているセンスなんだと思うんです」と敬意を表す。
加えて「まあ同世代というか同い年というか、そのメンバーで作れたことはとっても楽しかったですし、まあ僕たちはコメディーだと思って撮影していなかったんです。ものすごいアツさの中で撮影していたので。でも、結果的に皆さんに笑っていただけるようなものになって本当に良かったなと思っています」と心情を吐露した。
公開中
出演:中井貴一 ディーン・フジオカ 石田ゆり子 草刈正雄 佐藤浩市
小池栄子 斉藤由貴 木村佳乃 吉田羊
山口崇 田中圭 梶原善 寺島進
藤本隆宏 迫田孝也 ROLLY 後藤淳平(ジャルジャル) 宮澤エマ 濱田龍臣 有働由美子
製作:フジテレビ 東宝
制作プロダクション:シネバザール
配給:東宝
コピーライト:(C)2019 フジテレビ 東宝
映画公式サイト:https://kiokunashi-movie.jp/