互いに高め合うチキンレース
――別々のコンビで活動するツッコミ同士の2人が漫才をする、というのも斬新でしたが、若林さんがボケをやるというのもその時に決まったんですか?
最初は、「飲み会がたりない」とか「テレビがたりない」とか、テーマが外に向いているので、2人ともがツッコんでいたんです。不思議と2人のツッコミ方にもグラデーションがあって、ダブルツッコミでも面白い形になった。
ツッコミのワードセンスだと山ちゃんにはかなわないからボケになった、と若林くん自身も言っていたんですが、当初は山ちゃんがネタのストーリーを考えていて、それを若林くんが補強して作り上げるというスタイルでネタ作りをしていたんです。
でもある時、若林くんが、山ちゃんが考えてきたネタを全て書きかえちゃって…。山ちゃんはいまだにそのことを根に持っているみたいですが(笑)、同時にその時に、発想(ボケ)は若林くんの方が上なんじゃないかと山ちゃん自身も思ったみたいです。
それで、ボケは若林くん、ツッコミは山ちゃん、と互いに認め合って、自然とあの形になっていきました。
――こうしてスタートした「たりないふたり」は、2012年、14年に放送され、2012年8月、2014年8月にライブを行うまでに人気となりました。第1弾から第2弾にかけての変化などはありましたか?
第1弾の時からうれしいことに人気も出て、どれだけやれるんだろうと頑張ってきたのですが、今に至るまでにも結構変化がありました。
先ほども言いましたが、最初は世の中に対して2人が問い掛けるというスタイルだったんです。若林くんが考案した「銃口ワード」をはじめ、世間への不満がメインだった。それが「もっとたりないふたり」になると、ネタ帳を見せ合ったり、即興漫才をやったりお互いを試し高め合うようなチキンレースが始まり、お互いの興味へと変化していきました。
11月3日(日)、神奈川・横浜ランドマークタワーホールで開催
■ライブビューイング
11月3日(日)17:30開演※会場時間は映画館によって異なる
開場:全国各地の映画館
・各映画館のインターネットチケット販売サービス
11月1日(金)夜0:00~
・各映画館窓口
11月1日(金)映画館窓口オープン時間~
※プレオーダーで販売予定枚数を終了した場合は、映画館でのチケット販売はなし
【たりないふたり-山里亮太と若林正恭-】公式Twitter
@tarinaifutari