そこにきっと愛があります(笑)
――やはり、山里さんの結婚が大きかったんですね。
「たりないふたり」にとって、結婚というのは大きなテーマだったので。かつて妄想恋愛をしていた山ちゃんが、いまやその世界を現実で体感しているわけで、はたから見たら満ち足りている。
若林君も、自身のエッセイの中で、「たりない」ことにコンプレックスを感じなくなっている様子がうかがえたんです。そんな2人を見ていたら、「たりない」ということから「さよなら」なのかなと思って今回のライブ名には「さよなら」と付けたんです。
ただ、勝手に僕がそう思っただけなので、2人が本当にそう感じているかは分かりません(笑)。
――では最後に、読者へのメッセージをお願いします。
僕自身、どうなるか分かりませんが、今一番楽しめる漫才をすると思うんです。手前みそですが、当時の漫才を今見返してもすごく面白いんです。でも今回の漫才は、“今見る”のが一番面白いと思います。
2人が全く会っていない中で、ステージに立って漫才をする。僕は2人別々に話を聞いているのですが、マイクの前では素手で殴り合ってもいいと思っていて。でもその根底に、お互いへの深い愛が流れていて。打ち合わせしながら時々、密かに目頭を熱くしています(笑)。
山ちゃん自身は、対若林君に、対お客さんに、自分のレベルが上がっているさまをちゃんと見せたいと言っていて、対して若林くんは、ただふざけたい、この2時間を享楽的に、刹那的に過ごしたいと真逆のことを言っているのですが(笑)。
今回は異種格闘技の試合のような、あんまりかみ合わなくてがっかりすることもあるかもしれませんが、これが「たりないふたり」の今なんだと感じていただければ幸いです。
そこにきっと愛がありますので(笑)。
――ありがとうございました！
なお、今回のライブで行われるライブ・ビューイングは、追加上映が決まり、お笑いライブ史上過去最多となる全国53館での上映が実現。ますます夢の顔合わせとなった。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
11月3日(日)、神奈川・横浜ランドマークタワーホールで開催
■ライブビューイング
11月3日(日)17:30開演※会場時間は映画館によって異なる
開場：全国各地の映画館
・各映画館のインターネットチケット販売サービス
11月1日(金)夜0:00～
・各映画館窓口
11月1日(金)映画館窓口オープン時間～
※プレオーダーで販売予定枚数を終了した場合は、映画館でのチケット販売はなし
【たりないふたり－山里亮太と若林正恭－】公式Twitter
@tarinaifutari
