現在放送中の「プリキュア」シリーズ最新作「スター☆トゥインクルプリキュア」(毎週日曜朝8:30-9:00、テレビ朝日系)の劇場版作品「映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて」。10月19日の公開以来、「スタプリ」初の単体映画作品として熱い注目を集めている。
不思議な生物“ユーマ”との出会いをきっかけに、キュアスターこと星奈ひかる(CV:成瀬瑛美)、キュアミルキーこと羽衣ララ(CV:小原好美)ら5人のプリキュアが、“うた”を通じて絆を育んでいく物語。オリジナルの敵キャラとして、ユーマを狙う宇宙人ハンターが出現。ユーマを、そしてみんなの“想い”を守るべく、ハンターたちに立ち向かっていくプリキュアの勇姿が描かれる。
ザテレビジョンでは、宇宙人ハンターの一人であるシャドー星人・ダイブを演じる片桐仁に直撃インタビュー。アニメにも造詣が深い彼に、プリキュアシリーズの印象や、自身が演じるダイブの魅力を聞くととともに、本人いわく「非常に高い技術が必要」な声優の仕事についても、持論を語ってもらった。
「アニメのアフレコは、得意の顔芸が全く役に立たないんです(笑)」
──まずは、今回の映画への出演のオファーを受けたときの感想からお聞かせください。
片桐仁:アニメのアフレコは8年ぶりになるので、まず最初に思ったのは「僕にできるのかな…」と(笑)。普段、「シャキーン!」(NHK Eテレ)という子ども番組で声の仕事はしているんですが、あれは半分アドリブで、ラジオでしゃべっている感覚というか、子どもたちと一緒にワイワイ楽しくしゃべっているだけですからね。今回のように、決まった時間内で決まったセリフを言う、という作業とは全く違うので。
──実際、8年ぶりのアフレコはいかがでしたか?
片桐:僕が参加させていただいたのは割と終盤の方で、一人でレコーディングさせてもらったんですが、他のキャストの皆さんのセリフが既に収録されている状態だったので、すごく助かりましたね。相手のセリフが入っていない状態でしゃべるよりも、かなりやりやすかったと思います。
ただ、本番前に何回か練習をさせてもらってからアフレコに臨んだんですけど、本番になると芝居が変わっちゃうことが何回かあって。僕の声の芝居って、再現度が低いというか、同じ声色をキープできないらしくて。
やっぱり、台本を持ってマイクの前に立って、モニターを見ながらしゃべるっていうのは、むちゃくちゃ難しいんですよね。実写の映画でも、自分自身の映像に後で声だけ当てるってことはよくありますけど、それとも全然違う難しさがあって。というのも、実写の場合は、声だけじゃなく顔と体の動きも使って演技しますけど、アニメのアフレコって、その顔と体の動きが使えないわけですよ。得意の顔芸が全く役に立たない(笑)。今回、自分が普段いかに顔とか変な動きに頼ってるかを思い知らされましたね(笑)。
全国東映系にて公開中
<スタッフ>
原作:東堂いづみ
監督:田中裕太 脚本:田中仁
音楽:林ゆうき、橘麻美
総作画監督・キャラクターデザイン:小松こずえ
作画監督:松浦仁美、中谷友紀子 美術監督:今井美紀
CGディレクター:大曽根悠介 色彩設計:竹澤聡
撮影監督:高橋賢司 製作担当:澤守洸、井桁啓介
<キャスト>
成瀬瑛美 小原好美
安野希世乃 小松未可子 上坂すみれ
木野日菜 吉野裕行
咲野俊介 片桐仁 濱津隆之
石川由依 駒木根隆介
知念里奈
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