吉岡秀隆、“初恋”後藤久美子の変わらぬ美貌に「23年ぶりに、また恋をしました」
後藤「このように自己紹介する日が来るとは」
後藤は「泉役の後藤久美子です。またこのように自己紹介する日が来るとは思ってませんでした。ずっと走ってきたので、23年たったという気がしません」と感慨深げ。
「でもこの仕事が決まって、正直不安で、監督に伝えました。そしたら『大丈夫だよ、大丈夫だから』と言われて、『あぁ、監督に任せればいいんだと思って、そのようにしました」と振り返った。
そして「吉岡くんとのお芝居は本当に楽しくて、泉ができたのは吉岡くんのおかげです。離れた所でいろいろ経験した上での再会だったので、とても興味深いシーンがたくさん撮れたと思います。本当に本人そのもので、吉岡くん演じる満男くんがいなければこんなにスムーズに撮影できなかったと思う。どうもありがとう」と話し、照れた吉岡に「どうしたの？(笑)」と言われ「感謝の気持ちを述べたかったの、いつか！」と重ねるほど、大きな感謝を伝えた。
吉岡は「23年ぶりに帰ってきた泉さんがきれいで、また恋をしていました。寅のおいなので致し方ない。寅のおいっ子だなと思いました」と笑顔。
泉の母を演じる夏木は「ある日、後藤久美子という人がフランスに住み始めて…どうなるかと思ったけど、このお話の中でも久しぶりに東京に戻ってくる。本当にリアリティーが持てて、離れて23年が過ぎていた母と娘、久しぶりの再会が演技にも出ていると思います」と語り、「めちゃくちゃ海外で活躍している女だなって分かる、自慢の娘のシーンがあるから楽しみにしてください」と“親バカ”のようにアピール。
永遠のマドンナ、リリー役の浅丘はもう既に2回フルで鑑賞したそうで、質疑応答で自分の番が回ってくると「もういいです、早く上映しましょ？ せっかちなもんですから…」と急かし、それでも求められると「何を言うか忘れた…」とおちゃめさを発揮。
「ジャズ喫茶リリーで独りでやっております…きっと寅さんを思いながら。試写で前に座っていた山田さんの首に抱き着いて『山田さんすてきー！』って言ったくらい、いつもの山田さんじゃないみたいな映画でした。これからどうなるかは映画を見てのお楽しみ。もうこれ以上しゃべりません。早く見ましょう！」と語った。
新作映画「男はつらいよ お帰り 寅さん」は、12月27日(金)全国公開。
