高岡早紀「女性の視聴者にどこか共感していただけたら、リカも救われるのでは」<リカ>
第2部のリカは、少しかわいそうと思う部分も?
――先ほどのボールペンのお話ですが、学生時代の恋愛でそういう経験はあるような気もしました。ピュアだと思ったんです。
ありますよね。大人になっても、好きだった人のにおいを思い出すこととか。街を歩いていて、ふとあの人の香りがあったとかね(笑)。
リカは、大人になり切れてない人ですから、女性の視聴者にどこか共感していただけたら、リカも救われるのではと思います。
――リカのような恋愛に一途な思い、理解できるところはありますか?
私は、そこまで恋愛にのめり込むことがもうないんです。なので、私自身でいうとあまり理解はできませんが、もちろん分からなくはないです。
リカは1人ぼっちで友達もいませんが、誰かに必要とされたいとか、誰かを必要とする気持ちが強い人。1人では生きていけない、誰かいてほしいという心情はとても分かります。
――常にどこかで、運命の人を探しているわけですからね。
かわいいですよね。第2部のリカは少しかわいそうと思うところが私はあって、リカは利用されたのではないかと思うんです。
たまたま、そういう女性に当たった本間さん(大谷亮平)もかわいそうだと思うけど…。ちょっと対応がひどいな…とか(苦笑)。リカの新しい側面が散りばめられています!
――第2部をどのように見ていただきたいか、視聴者の方にメッセージをお願いします。
第2部は、第1部と全然違うストーリーで、大矢先生を思って3年間引きこもっていたリカが、ついに新しい運命の人を見つけます。リカのまた新しい側面がたくさん散りばめられていて「あ、こんなことになるのか!」と、さらに楽しめるのではないかと思います。
全体的にエンターテインメントの精神に沿って作られていて、実際の話として考えると怖いかもしれませんが、エンタメとして割り切って見ていただけたら、とても楽しめるのではないかと思います。
現場でも、良い意味で真剣になり過ぎると、あまりにも怖い方向にしかならない。でも、エンターテインメントとして、ある意味みんなで面白がりながらやっています。
その方がきっと良い作品ができると思いますし、現場が楽しいのが私自身も1番良いのかなと思っています。
ドラマ「リカ」第5話あらすじ
映画会社・宝映に勤めるプロデューサーの本間隆雄(大谷亮平)は、映画のリサーチのために、マッチングアプリに登録する。別居中とはいえ、妻子ある身としては、本来必要ないのだが…。
そんな本間が書いた“神宮寺たかお、年齢・38、職業・作家”といううそのプロフィールに興味を持ち、連絡を取ったのはリカ(高岡早紀)だった―。