東京03・角田晃広が明かす「いだてん」撮影秘話『人力舎は大河ドラマの第一声枠を持っているんです(笑)』
森西さんが実際につけていたネクタイを持ってきてくださった
サプライズで演じることになった森西という役について、角田は「丹下(松田龍平)さんと亀倉(前野健太)さんをタクシーに乗せていて、(オリンピックに関わりたいと)直談判しているシーンがあったんですが、やっている最中はドラマ上の物語というか、作られた話だと思っていたんです。でも事実なんですね。乗せたという縁もあるし、(森西さんが)自分から行くと言うアグレッシブさもすごい」と印象を話す。
また、「一番プレッシャーを感じたのは、ある日の撮影にご家族の方が見学に来られたとき。娘さんはお父さん(森西栄一さん)が一歳ぐらいの時に亡くなったそうです。だから僕を見て、『動いているお父さんを初めて見た』と言われたんですよ…今日はNGを出せないなと思いました」とご家族との交流もあったという。
さらに、「そのとき娘さんが森西さんが実際につけていたネクタイを持ってきてくださって、それを実際につけて撮影しているシーンもあります。茶色ベースのペイズリーのような柄のネクタイです」と明かした。
そして最後に、今後の見どころを「史実でもあるので知っている方もいらっしゃるかと思いますが、田畑さんがこのままスムーズにオリンピックに向かっていけるわけじゃない。そこがどうなるか見てもらいたいと思います。その後どうなっていくのかも楽しみにしていただけたら。川島(浅野忠信)さんの動きは注目です」と語った。