SP企画「私の愛した和田誠」に大竹しのぶ、三谷幸喜、南伸坊ら出演 妻・平野レミの“秘蔵作品”も＜サワコの朝＞
12月28日(土)の「サワコの朝」(毎週土曜朝7:30-8:00、TBS系)では、今年10月に亡くなった和田誠さんをしのぶスペシャル企画「私の愛した和田誠」を放送。ゲストに、三谷幸喜、大竹しのぶ、南伸坊が出演する。
同番組のオープニングで、白いハトがはばたくと開いた窓の向こう側から阿川佐和子がにっこりほほ笑み「サワコの朝」のぬくもりある題字が浮かぶ、そんな温かいイラストを描いたのがイラストレーターの和田さん。本番組とは深い縁があった。
阿川佐和子とゲストが思い出話に花を咲かせる
大の映画好きで和田さんと映画に関する共著も出版している三谷、和田さんが初めてメガホンをとった映画「麻雀放浪記」(1984年)に出演した大竹、そして和田さんの絵に惹かれてデザイン業界を志したイラストレーターの南。和田さんとプライベートでも親交のあった3人が顔をそろえた。
この日、スタジオにはやさしいタッチの“和田作品”が飾られ、さながら一日限りの“和田誠ギャラリー”に。イラストそのままの温かな雰囲気で収録が始まった。
三谷幸喜、和田さんから贈られた似顔絵に「これこそ家宝」
番組では、ゲストの3人がぞれぞれお気に入りの和田作品とともに和田さんの思い出を語る。
三谷は、自身と憧れのビリー・ワイルダー監督、劇作家ニール・サイモンが描かれた似顔絵イラストを「これこそ家宝ですよ」とホクホク顔で披露する。さらに和田さんが絵をプレゼントしてくれた経緯や、和田さんのエッセイ「お楽しみはこれからだ」に夢中になった中学時代のエピソードを振り返る。
大竹の心に残る作品は、コンサートで販売するグッズ用に描いてもらったというロゴイラスト。「『なんでも使っていいよ』って言ってくださって、描いてくれたのがこの絵で…」と、おおらかで絵を描くことが大好きだった和田さんを回想する。和田さんらしいタッチで描かれた「麻雀放浪記」の絵コンテや、和田さんが企画・演出・進行を務め大竹がゲスト出演したコンサートの秘蔵映像も登場。
南の記憶に今もきらめく和田作品は、たばこ「ピース」の雑誌広告。中学時代にその広告と出合い、「これがすごく面白くて。こういうことをやりたいなぁと思った」という南が、和田作品の魅力を語る。
妻・平野レミ「もっともっといっぱいしゃべりたかった」との動画コメント
さらに、和田さんの妻で料理愛好家・平野レミから動画コメントも到着。「和田さんともっともっといっぱいしゃべりたかったし、もっといろんなこと聞きたかった」という平野。そんな平野が披露した遊び心あふれる和田作品に、スタジオの面々は大盛り上がり。
「サワコの朝」と和田さんとのエピソードも！
「サワコの朝」がスタートしたのは2011年秋。それ以前から、和田さんはこの番組に愛情深く関わってきたという。阿川は「和田さんにね、音楽とオープニングの絵のことをご相談したら、すごく楽しそうに『あれがいい、これがいい』って」と面影をしのぶ。さらに“テレビに出るのが大嫌い”な和田さんと「サワコの朝」の、阿川しか知らないとっておきエピソードも語られる。
最後は、三谷に「この(『サワコの朝』の)オープニングはずっと続くわけでしょ？」と聞かれた阿川が「もちろんですよ」「この番組はこれからも、和田誠さんの絵で始まりますので」と力強く返答。そして三谷からも、和田さんがタイトル画を担当した朝日新聞の連載コラム「三谷幸喜のありふれた生活」への思いが語られる。和田さんとその作品はこれからも生き続ける、そう実感できる愛と希望に満ちたエンディングも必見。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
毎週土曜 朝7:30-8:00
TBS系で放送
