山田裕貴「人とのつながりで一番大切なのは外見の良さではなく、人の心」<インタビュー>
――今回、VR空間でのアクションになりますが、これまで出演された作品でのアクションとの違いはありましたか?
僕はとにかく逃げてるんで、戦ってないんです(笑)。必殺技を受ける場面もありますが、僕はデビュー作(「海賊戦隊ゴーカイジャー」)でよく必殺技をかけられて倒れたりしていて、一度経験しているのでイメージしやすかったです。

あと、「普通の男の子がいきなり蹴られたらどんな顔するんだろう?」とか考えながら、「リアリティー」を追い求めながら演じました。
今回、VR空間での対戦なので、それぞれの世代のコスチュームに変身したり、身体能力が上がっていったり、世代を象徴する必殺技を使ったりと、「普通」じゃできない対戦ができるという面白さもあります。
――ご自身の世代「ゆとり世代」についてどう思いますか?
(キリっとした表情で)僕、全然“ゆとって”ないんで。自分でやるって決めたことは最後までやる。「このまま流れで生きていけばいいじゃん」なんて思ったことないですし、人に任せようとかも思ったことないので、僕は「ゆとり世代」じゃないです!

――いろいろな世代の方との共演はいかがですか?
西岡さんが「撮影が早く終わったらゴルフに行きたい」って仰っているのを聞くと、「世代だな~!」って思って。いろんな世代の方とお話しできて、すごく楽しかったですね。
――そんな撮影現場での面白かったエピソードはありますか?
「ロスジェネ世代」を演じる出合さんが、アクションの途中で気合を入れるシーンがあるんですが、普通、気合を入れる時は「うおー!」「はぁっ!」とかじゃないですか。でも、「やーーーい!」(高い声)って言って(笑)、現場で大爆笑しました。

「SEDAI WARS」の撮影の直前まで、「なつぞら」、「HiGH&LOW」や映画の撮影など、いろいろとシリアスな役を演じることが多かったので、「SEDAI WARS」は良い意味で休憩しているくらいの感じで、あまり考え込まずにその場の感覚で演技ができたことが良かったと思います。