森七菜がインタビューで語る!岩井俊二監督最新作「ラストレター」
本作には、岩井監督作品約21年ぶりの出演の松たか子をはじめ、岩井組初参加の広瀬すず、神木隆之介、福山雅治らが起用され、それぞれの魅力を存分に発揮している。また、大抜擢の森七菜や「Love Letter」ファンにはたまらないであろう中山美穂、豊川悦司も出演。さらに庵野秀明、歌手の水越けいこ、小室等ら個性が光るキャスティングにも注目。
岩井は、本作について、「かつて『Love Letter』という映画を作りましたが、当時は手紙のやり取りのあった時代でした。あれから通信手段は激変し、SNSでやり取りできてしまうこの時代にあって、手紙を使った物語は現代において不可能だと思っていましたが、ある日それを可能にするアイディアを思いついてしまったところからこの物語の構想がスタートしました。ある夏休みの間に起きた世代を超えた手紙物語です。今回初めてロケーションを故郷、宮城に設定しました。劇映画としては初の試みです。今回は川村元気プロデューサーとのお仕事ということで、このユニットのコラボを楽しもうと思っています。ご一緒するのが初めての俳優さんもいるし、以前お仕事をしたことのある俳優さんもいます。プロの俳優さんもいればそうでない方もいます。そこからどういう化学反応が起きるか今から楽しみです」(映画化発表時)と語っている。
また、日頃から手紙を書くと言う森七菜は、「『ラストレター』という題名を聞いた時に、手紙を題材にして、どのように現代を描くのだろうと興味を持ちました。そして脚本を読んで、手紙が交差するところや過去との結びつきが面白いと思いました。今は、私自身、過去がつないでくれたものをずっと大事にしていきたいという気持ちです。この映画をご覧になった方々が、何かを思い出して筆を取る機会が増えるといいなと思いました」と撮影を振り返る。