横浜流星が『シロクロ』で証明した驚異のポテンシャル “進化し続けるアクション”の凄み
進化し続ける横浜流星 その原動力とは?
武道家として世界一にも輝いたことのある横浜だが、本格的なアクション作品への出演経験はそれほど多くはない。横浜自身も、「シロクロ」のクランクイン直後にはインタビューで「僕は実戦でやってきた人間なので、まだ“映像としての見せ方”が足りてないんです」と語るなど、“見せるアクション”には進化の余地を残していた。
放送が始まると、回を重ねるにつれ飼育員さんの見せ場は増加。現場で敵に相対するシーンが増えていった。それらは空手をベースにしながらも、速さや鋭さだけではなく画面で映える美しさや華やかさが加味され、見る者を惹きつける。
新たなスキルも積極的に取り入れる。飼育員さんが中心となってシロクロつけた4話では、走る・跳ぶ・追っ手をかわすといった動きをアクロバティックに行うスポーツ“パルクール”の技を駆使し話題を呼んだが、実は横浜は2019年4月に出演した「おしゃれイズム」(日本テレビ系)のロケでパルクールを初体験したばかりで、以前からの経験者ではない。
涼しい顔で難技を決める横浜に、視聴者からは「流星くんのパルクールかっこいい!!」「何回も見たくなる神業パルクール!!」といった喝采の声が上がった。
「1回パンプアップの時間をください」
身体づくりにもこだわりがある。2月26日放送の「バゲット」(日本テレビ系)のインタビューでは、話題を呼んだ2話の懸垂シーンの裏話を披露した。
このシーン、台本上は服を脱ぐ予定はなく、現場で急きょ脱ぐことになったという。横浜は「1回パンプアップの時間をください」とスタッフに相談。撮影前に筋トレで筋肉に負荷をかけてから本番に臨んだ。
普段から腕立て・腹筋・背筋各100回を日課にするなど、横浜の身体づくりは万全だ。それでもさらなる努力を惜しまない姿勢、そして、努力を結果に結び付けられるだけのポテンシャル。この2つが横浜の“進化し続けるアクション”を支えている。