悠木碧、「プリキュア」オーディションで全キャラ挑戦も「ちょっとやりすぎたかな…」<インタビュー>
お子さまに見せたいアニメナンバー1にしたい!
――今回17作目となりますが、プリキュアシリーズの魅力はどこだと思いますか?
いつ見ても、何話を見ても、どのタイミングで見ても絶対に心が元気になるところです。夢と希望が詰まっていて、絶対見た後前向きにしてくれるんです。
でも、だからと言ってうそをついて夢と希望が詰まっているわけじゃなくて、女の子たちが頑張ったことで得られているのが見えるので、私も頑張って夢と希望を集めようと思ったんですよね。
それって、すごくすてきだと思うんです。朝たまたまテレビをつけてちらっと見た人が「あ、なんか今日頑張ろう!」って思えるのはすごい効果ですし、アニメってこうあるべきだよなっていうのを体現している作品だと思います。
――“癒やし”が一つのテーマになっていますが、悠木さんにとっての癒やしは?
うちのネコ…かな。
うちのネコは、肉球を触られるのがすごく嫌いなんですけど、私が疲れて「あしゅ~」って行くと、わざわざ「しょうがねえな」って、手を“みょん!”って出してくれるんです。
それで「ちょっとだけ、触らして~」って触るとすっごく我慢して触らしてくれるんです(笑)。
いつの間にか、肉球を触りたいというよりは私のために肉球を触られるのを我慢しているんだろうっていうのに満たされるんです。「ありがとう!おまえの優しさで私は元気になったよ」ってなりますね。
後は、ゲームも大好きです。アニメだと、見ているとだんだん仕事になっちゃうんですよ…(笑)。
もちろんゲームの声も当てているんですが、ゲームはちょっと違っていて、なんなら声を切って遊べるし(笑)。なので、ゲームは別次元のちゃんとした趣味として遊べるという気がして、ずっとやっていますね。
私は、趣味が趣味じゃなくなる瞬間って何かなと思った時に「無駄じゃなくなったら、趣味じゃない」と思っていて…アニメを見ると(仕事の)“ため”になっちゃうんですよ(笑)。
アニメだと、音や効果音はこう付けるんだ、音響監督〇〇さんなんだって思って、無駄じゃなく“ため”になっちゃうので、趣味じゃないなって思って(笑)。
なので、「無駄なことして~」って思ってゲームをします。趣味に無駄は重要なんです。“生活のためじゃないために頑張る”趣味の良さですよね(笑)。
――それでは、最後に読者の方へメッセージをお願いいたします。
「お子さまに見せたいアニメナンバー1にしたい」というプロデューサーの気持ちがすごく胸に響いて、一同心を合わせて「どうやったらお子さんの毒にならないかな、どうやったら栄養になるかな」と、いろんなことを考えながら取り組ませてもらっています。
そして、その取り組みは決して大変なことではなく、すごく楽しく作っています。我々も日常から一生懸命、希望や夢をかき集めてきて詰め込んでいるので、ぜひ、多くの方にご覧いただいて、ちょっとでも見て元気になってもらえたらと思います。
「ヒーリングっど・プリキュア」ぜひ、これからよろしくお願いいたします。