白濱「マッスルでいったら僕の方が先輩」
――三浦さんと2人でのシーンでは意見を出し合いますか?
そうですね、撮影の序盤にマサと流川の関係がはっきりと映るシーンでは、明るい後輩と、真面目な先輩をちゃんと示すことで、後半のストーリーにギャップが生まれるとお互い理解していたので、翔平くんは「流川はもっと明るくやってよ」、僕は「もっとこうしたほうがいいですかね」と意見を出し合うようにしていました。今後もそうやってお互いを確認しながら撮影していけたらと思っています。
――三浦さんとは現場でどんな話を?
翔平くんとは昔、共演させていただいてから「体」の話をよくしています。翔平くんも体を動かすことが好きで、「どうやったらここの肉落とせるの?」「どうやったらそんなにきれいに筋肉付くの?」という質問に僕が回答することが多いです。
後輩がいいといいつつ、マッスルでいったら僕の方が先輩ですから(笑)。筋肉のアドバイスもしますけど、ざっくばらんにいろいろな話もします。
――俳優の先輩として三浦さんにアドバイスされたことは?
撮影中に、流川を演じているのに流川が抜けちゃうときがあって、そういうときにすぐ翔平くんが気付いて、「今、いつもの流川じゃなかったよ」という指摘をしてくれますね。
翔平くんいわく、「流川は普通とシリアスはNGだ」なんだそうです。クール、熱血、真っすぐというキャラクターだけではマサやドラマ自体のよさが出ないことを十分理解して、マサではできない遊びや余裕がある部分を後輩の流川に託してくれているのだろうなと感じています。
――キャッチ―なフレーズが多いと思いますが、印象的なせりふは?
翔平くんと一緒の撮影で、マサが言った「5万人の心を揺さぶる前に、目の前の人の心を揺さぶれ」というせりふが心に残りましたね。僕も5万人のファンの前に立っているからこそ、響くフレーズでした。