中村ゆりか“悪女”役で開眼!「ギルティ」怪演に他局も注目 “朝ドラ”「まれ」にも出演
中村の透明感ある美しさが瑠衣の冷酷さに見事にハマったのに加え、今作では濃厚なラブシーンを演じるなど度胸のよさも見せつけた。荻野家のバスルームで一真を誘う場面は、中村のクランクイン初日の撮影シーンだったという。
本編で瑠衣の悪意がむき出しになるたびに、SNSでは「瑠衣ヤバい!!」「ケーキ潰すとこ怖すぎ…これはもうホラーだ」といった声が上がり、演じる中村にも「中村ゆりかの危険な妖艶さにやられてる」「ゆりかちゃん可愛くて演技もうまくて大好き!」「あの変わり身は凄すぎる」といった賛辞が続々。瑠衣の登場シーンが多い回が放送されるとTwitterでも「中村ゆりか」がトレンド入りするなど、反響は大きい。
朝ドラ「まれ」では明るいしっかり者を好演
「ギルティ―」での悪役ぶりが光る中村は、1997年3月4日が誕生日の23歳。「ギルティ―」スタート時のインタビューで「今までの役柄でも、活発な女の子はあったとしても、小悪魔や悪女は演じたことがないので、自分でいいのかとビックリしています(笑)」と語っていたが実際、10代の頃はキュートなルックスを生かした“ふんわり系女子”を演じる機会が多かった。
お茶の間に広く知られるきかっけになった作品は、18歳の時に出演した“朝ドラ”こと連続テレビ小説「まれ」(2015年、NHK総合ほか)。ヒロイン・希(まれ=土屋太鳳)が弟子入りする有名パティシエ・池端大吾(小日向文世)の義理の娘・美南を演じた。
明るくしっかり者の美南は、同い年の希を「希ちゃん」と慕い、何かと励ます良き友である一方で、特技の太極拳はかなりの腕前。両親の再婚により家族となった義兄・大輔(柳楽優弥)に密かに思いを寄せる設定は「ギルティ―」とも重なるが、こちらは至ってピュアな初恋。
眉上で切りそろえた前髪もキュートで、ふんわり系だが時には鋭いツッコミも入れる愛すべきキャラクターとして、ヒロインの成長を脇で支えた。
そのほか、WEBドラマ「花にけだもの」(2017年ほか、dTV・FOD)ではけだもの男子たちにアプローチされる純粋な女の子・久実役、映画「ラーメン食いてぇ!」(2018年)ではラーメン作りに心血を注ぐ主人公・茉莉絵役で主演を務めている。