泉澤祐希、山本舞香演じた“スケバン”涼子は「とても魅力的。僕も好きになっていると思う(笑)」<今日俺連載その17>
ちゃんと一本芯の通ったところがある男の子
――悟をどういう人物だと思って演じましたか?
基本的にはすごく弱くてケンカも全然強くないいじめられっ子ですが、実はちゃんと一本芯の通ったところがある男の子というイメージ。やられてもめげないし自分の信念を貫いて行動する人物で、三橋らツッパリたちとは全く違うのですが、実は男らしいところもあるなと感じました。そして、いとこの涼子を守りたいという気持ちがすごく強くて。そのまっすぐな部分はブレずに演じようと思っていました。
――外見と内面のギャップがある人物ですね。
そうですね。見た目は制服もきちんと着ていて弱々しいので分かりづらいのですが、内面の強さは目の力で表現しています。北根壊の人たちにいたぶられたりするんですが、目だけは死なないぞ!と。その力強さはスクリーンで確認していただきたいです。
――山本舞香さんが演じた涼子をご覧になっていかがでしたか?
かなりのスケバンでしたね。紫色の特攻服に木刀ですから(笑)。ただ、どこか品が失われていないスケバンだと感じました。あの時代にいたらめちゃくちゃモテていたと思いますよ。僕も好きになっていると思う(笑)。それくらい魅力的でした。
――賀来さんの演技はいかがでしたか?
すごかったですね。全てを理解して演じているような、それくらい役と世界観、周りとのコンビネーションがバッチリで。シーンごとに演技の流れがあったりするのですが、その空気をすべて作ってくれて、演じる側としてはすごくやりやすかったです。あと人柄も素晴らしく、大きな器で現場全体を引っ張っていました。すごい俳優だなと改めて感じました。さすが座長です!