emma、“妖怪人間”役に「『え?人間じゃないんだ!?』って(笑)」
emma「光栄なこと」
“妖怪人間”という役にチャレンジしたemmaは「最初に台本を頂いた時に『え?人間じゃないんだ!?』って(笑)。そんなに演技経験が多かったわけじゃなかったんですけど、人間じゃなくて妖怪人間ということで驚きが隠せなかったです。
でも、長い歴史のある作品ですし、自分がベラを演じさせていただけるというのは光栄なことだなと思ってうれしかったです」と話した。
続けた「“凛とした女性”とか“いるだけで雰囲気のある女性”がテーマにあったんですけど、立ち姿とか歩き方とか、これまでやってきたモデルのお仕事が生かされたと思います」と自身の経験を演技に生かせたと語った。
また、緑色の衣装については「(妖怪人間の)血の色が緑なんです。さっき監督に『意識して着てきたんだ』って言われたんですけど、全然考えてなくて。今日は血に染まった色で来ました(笑)」と説明。
撮影で大変だったシーンを聞かれたemmaは「ミミズが出てくるシーンがあるんです。私、北海道生まれで北海道育ちなのでミミズとか割と平気な方ではあるんですけど、さすがにあのシーンはビビりました」と振り返った。
映画の内容にちなんで、“病んでしまいそうなくらい落ち込んだことは?”という質問に、森崎が「最近ヒゲを生やしているんですけど、整えるのが難しいんです。ちょっとミスると剃るしかないので、(もみあげまで)つなげたかったんですけど狭まってこの状態になってます(笑)」と答えると、emmaは「私はポジティブなタイプなのでめったに落ち込まないんですけど…」と前置きをして「実は日曜日に髪の毛を切ったんですけど、でも全然気付かれないんですよ。ウィンくん、気付いてないでしょ?」と言って森崎を見ると、「何か足りないなと思った。ここだったんだ!」と焦って返答。
それを聞いて「15cmぐらい切ったので、『切ったね』って言われるのを楽しみにしてたんですけど全然言ってくれなくてちょっと落ち込みました…」とemma。
客席からもemmaの気持ちに共感した女性客から「あぁ…」という声が。その二人の話を聞いた英監督は「記事の見出しが全部『森崎ウィン、ヒゲの幅で落ち込む』『emma、髪の毛が短くなる』とか、映画に関係なかったら俺は落ち込みます(笑)」と言って会場を和ませた。
最後は、森崎が「今日を迎えられて本当にうれしく思います。作品を届けられるというのと、こうやって皆さんの前にリアルに立てることに感動してます。『妖怪人間ベラ』劇場版はホラーではありますが、皆さんがスッキリするくらい狂っているので、逆に『ちょっと笑ってくれたらいいな』とか思いつつ、楽しんでいただけたらなと思います」と観客にメッセージを伝えて舞台あいさつを締めくくった。
映画「妖怪人間ベラ」は、9月11日(金)より東京・池袋HUMAXシネマズ、渋谷HUMAXシネマほか全国順次ロードショー。
取材・文・撮影=田中隆信
9月11日(金)東京・池袋HUMAXシネマズ、渋谷HUMAXシネマほか全国順次ロードショー
出演=森崎ウィン、emma
堀田茜、吉田奏佑、吉田凜音、桜田ひより、清水尋也、六角精児
監督=英勉
脚本=保坂大輔
音楽=野崎美波
主題歌=BREAKERZ「BARABARA」(ZAIN RECORDS)
※「BARABARA」の正式表記は、2文字目の「A」が上下反転、5文字目の「B」が左右反転。
原作=ADKエモーションズ
制作プロダクション=ダブ
配給=DLE
公式サイト=http://bela-movie.com/
(C)2020映画「妖怪人間ベラ」製作委員会