中村七之助&永山瑛太主演!伊藤若冲が「奇想の画家」となるまでの“密で濃い”交流も描く
池大雅役・大東駿介コメント
元々美術館に行くのが大好きで、絵を見て、作者の歩みや見た風景などを想像するのが好きでした。今回、絵画指導の先生に池大雅の描き方を教えていただき、指で山水画を表現しようとしたら、大雅が見た風景が立体的に見え、彼の感性が自分に伝わってくる気がしてドキドキしました。好奇心を持って日本中を旅した人なので、自分も好奇心をもって自由な心で演じたいと思います。
池玉瀾役・門脇麦コメント
台本をいただいた時から素敵な作品になる予感しかなく、本読みでその予感が確信に変わりました。参加させていただけて光栄です。アニメーションなどの演出もあるようで、私も今から完成が楽しみです。出番が多い役ではありませんが、1つ1つに心を込めて演じたいと思います。
売茶翁役・石橋蓮司コメント
売茶翁は、見てくださる方々にとってもあまり知られていない人物だと思いますので、自分の演技に売茶翁のイメージがかかっているかと思うと緊張します。有名な人物を演じる時は逆に崩してやろう、と思うのですが...(笑)。
ヨーロッパには画家や詩人のサロンがあったことは知っていましたが、かつての京都にも文化サロンがあり、芸術家たちが支えあい本質的な繋がりをもっていたことに感じ入りました。若冲や大雅などの作品の中に売茶翁の存在が表われているかもしれないと思うと責任を感じます。
正月時代劇「ライジング若冲 天才 かく覚醒せり」
18世紀・京の都に生きた若冲のまわりには、ビジュアルも言葉も刺激的な美意識高い系の男たちが群がり、彼らとの密で濃い交流なくして若冲の天才は目覚めなかった。
路上で茶をたてる謎の仙人・売茶翁、山登り大好きアウトドア派画家・池大雅と愛妻・玉瀾、貧しい農家出身ながらセレブ御用達の画家に上り詰める円山応挙、そして、若冲終生の最高の理解者であり、名プロデューサーでもあった美しき僧侶・大典。若冲と大典は初めて会った時から強くひかれあい、深い心の絆で結ばれた。
生きとし生けるものの壮大な宇宙を描いた、若冲の最高傑作「動植綵絵(どうしょくさいえ)」(全30幅)は、美の極致を求める2人の旅路の果て、愛と絆の結晶だったのだ!
謎に包まれた天才の実像を初めて本格的にドラマ化、綿密な考証と大胆な仮説に基づき、アートなエンターテインメントとして世に問う問題作!
2021年1月2日(土)放送時間未定
NHK総合ほかにて放送
※後日、NHK BSプレミアムでも放送
作・演出=源孝志(「京都人の密かな愉しみ」「スローな武士にしてくれ」)
音楽=阿部海太郎
出演=中村七之助、永山瑛太 / 中川大志、大東駿介、門脇麦 / 渡辺大、市川猿弥、木村祐一、加藤虎ノ介 / 永島敏行、石橋蓮司ほか