20周年の「相棒」インタビュー! 新シリーズは水谷豊&反町隆史の“仮装”にも注目
10月14日(水)より、「相棒season19」(毎週水曜夜9:00-9:54、初回は夜9:00-10:24)がスタートする。杉下右京(水谷豊)が警視庁特命係として難事件を解決するこのシリーズも、今年で誕生20周年。4代目“相棒”の冠城亘を演じる反町隆史とのコンビもすっかりおなじみだ。
初回放送に先駆けて、6年目の“相棒”を務める水谷豊と反町隆史に意気込みを聞いた。
オンもオフも以心伝心?
――「season19」で右京と冠城の“相棒”も6年目に突入しますね。
反町隆史:初めて参加したときはアウェイな感覚だったけれど、2年目は撮影を楽しめるようになり、3年目から相棒になってきたかなという気がします。
水谷豊:確かにソリ(反町)は最初の頃、お客さんみたいな役どころでしたからね。冠城くんは法務省から来て職業体験しているようなものだったけれど、正式に特命係に配属されたところから、だんだんお互いのことが分かってきた。
反町:そうして少しずつ近づきながら山を越えてきたのが、現在の右京さんと冠城なんですよね。
水谷:信頼関係もでき、右京が冠城くんに任せられるところも増えてきた。セリフがなくても、お互いの空気感だけで笑ってしまうこともあるぐらい、いい雰囲気になっています。もちろん右京は笑ってはいけないので、必死に我慢しますが(笑)。
反町:水谷さんはいつもセリフが完璧だし、時々役として気持ちのつじつまが合わないような場面があっても、それをリアルに成立させてしまう。僕ならちょっとうそっぽくなりそうな場合も、いとも簡単そうに。そこに『相棒』への愛情と、20年間演じてこられた年輪を感じます。
――水谷さんと反町さん、お2人の関係性についてはいかがですか?
反町:毎年7カ月間、撮影があるので、トータル42カ月も共演していることになりますね。もはや、家族より長く一緒にいるんじゃないかな。
水谷:ソリは面倒見が良くて、先日は現場でニンジンジュースを差し入れてくれたのですが、それを自分で作っているというので驚きました。
反町:そうなんです。ニンジンとリンゴをすりおろして(笑)。水谷さんは家族のことなどを相談すると、いつもすてきなお話をしてくれます。特に今年は新型コロナの影響で、ずっと家で過ごしていましたから。
水谷:僕もそうでした。2カ月間、家から出ませんでした。こんなにゆっくりできるんだってビックリ。
反町:僕も、子供とこれまでできなかった大人の会話をしました。
水谷:嫌われたりしなかった?
反町:ちょっと嫌われたかもしれない(笑)。