小林幸子×松岡充「もう一度、白に戻せばいい」驚異のユニット・シロクマが発信する“生き様”
最初に聞いたときにすぐに涙が出ました(小林)
――曲を聴いて、号泣されたというのを聞きました。
小林：そうなんです！ “白を黒に変えられても真白に戻せ”というフレーズを最初に聴いた時にすぐに涙が出ました。普通皆さんは意味が分からないですよね！ けど、“涙 うずくまった後は立つしかないだろ？”とか、歌詞の他の部分も含めて聴いた時に、「あ、言いたいことはこれだったんだ！」って。私も長いこと歌手として活動してきていて、大変だったこともたくさんありました。ツラいこと、嫌なことがあっても元々の“白”に戻せばいい。そんなメッセージに気づいたんです。その意味を理解した時、すぐに電話しました。そうしたら泣いてて何言ってるのか分からなかったみたいで（笑）。
松岡：確かに着信で幸子さんの名前が表示されてるんですけど、何を言ってるのか分からなくて（笑）。
小林：“もしもし”は分かったでしょ？
松岡：“もしもし、あのね”までは分かりました（笑）。
小林：余談になりますけど、この曲で初めてラップに挑戦したんですけど、それもすごく楽しかった。
松岡：シングルには幸子さんのソロバージョンが収録されていて、そこで幸子さんがラップをしています。
――ラップも入っていますし、ジャンルを超越した曲になりましたね。
小林：確かに、ジャンルでくくるのは難しい曲だと思います。
松岡：敢えて言うなら、ジャンルは“小林幸子”じゃないですか？（笑）
――そして、この「しろくろましろ」をユニット“シロクマ”として発表することになりましたが、このユニット名の由来は？
松岡：曲に関して、“子供からおじいちゃん、おばあちゃんまで、みんなで歌えたり、口ずさめたり、手拍子をして楽しめる曲”というのが幸子さんからのリクエストでした。歌詞にリアリティを込めつつも、子供でも簡単に“白と黒と真白”って歌える作品ができた。できたからには多くの人に聴いてもらわなきゃダメだ。そのためには、例えばこの記事を読んでくれた人にも残るキーワードが欲しいと思ったんです。ずっと考えて、“真白にする”という歌詞があるので“シロクマ”がいいんじゃないかと。シロクマという名前のアーティストがいないし、シロクマのことはみんなが知ってる。それに嫌なイメージがない。幸子さんは新潟だから白米、ドレスなども白の印象が強いし、なんなら幸子さんもシロクマに見えてきたんです（笑）。
小林：確かに、白のイメージがあるって言われます。
松岡：アーティスト写真を撮ってる時に「怒られるかな？」と思いながら提案したら、快諾して下さって、あっという間に決まりました。
レーベル ：Sachiko Premium Records（品番：KSPR-1009）
先行配信 ：2020年8月9日(日)
CD発売日 ：2020年10月7日（水）
販売価格 ：¥1,300（税込）
CD収録内容：
M1 しろくろましろ(シロクマ 小林幸子×松岡充)
M2 しろくろましろ(小林幸子 solo ver.)
M3 青空の破片(かけら)(小林幸子)
M4 しろくろましろ(Instrumental)
M5 青空の破片(かけら)(Instrumental)
