夏木マリ コメント
――「君は彼方」に参加していかがでしたか?
主人公、澪ちゃんにとって神様のような存在でしょうか、駄菓子屋の森おばあちゃん。澪ちゃんが強い思いを持って望む世界にいける様に後押ししますが、おばぁちゃんは何者なのでしょう、、、。
私自身、青春を過ごした池袋あの場所で楽しみながら演らせていただきました。
――アニメの聖地・池袋が舞台でした。
池袋という街は、私の故郷です。生まれたのは、びっくりガード近くのぬかりや病院。子供の頃、西武と並んでまだ丸物というデパートがあり、私の遊園地でした。高校は、豊島岡女子学園です。
内緒ですけど、駅地下でアルバイトして、ドラムというジャズ喫茶に出ているGSに差し入れを買ってました! タカセでのつまみ食いも思い出。今は劇場を通じて夢をいただいています。
竹中直人コメント
――「君は彼方」に参加していかがでしたか?
スタジオに入ると瀬名監督が僕をとても明るく迎えて下さり、とてもうれしかったです。
そして、控えめに佇む松本穂香さんに「はじめまして!」とごあいさつすると、「一度共演しています…」と優しくお応え下さり「あっ! そうでした!!」と叫び、そのまま意識を失ったのを思い出します。
松本穂香さんの「大丈夫ですか…?」と優しい声に意識を取り戻した僕は、静々と録音スタジオに入りました。そして私の演じる「殯」があまりにも恐ろしい化け物で驚きました。
そのキャラクターデザインに負けないようにと、瀬名監督が僕に「もっとテンション上げて! もっと! もっと! 全然足りない! もっと上げて! もっと! もっと! もっと!」と叫び続け、そのまま意識を失ってしまった事を懐かしく思い出します。
想像を超える楽しいアフレコ現場でした。
――アニメの聖地・池袋が舞台でした。
池袋というと、幼い頃に聴いた青江三奈さんの「池袋の夜」という歌を思い出します。
池袋というと、夜が似合う街、大人の街という思いが子供の頃はありました。そして、多摩美の学生になってから池袋文芸坐を知り、濃い映画通が集まる街というイメージになりました。
そして最近、野田秀樹さんのお芝居で池袋の芸術劇場に2カ月ほど通っていたので、池袋の街の空気にすっかりなじみ、池袋は芸術をこよなく愛する街なのだと深く感じました。
そして今回「君は彼方」で描かれる池袋は、とても美しくロマンチック。またもや池袋という街の印象が変わりました。常に変化してゆく池袋…すてきな夢を持った街なのですね。
土屋アンナ コメント
――「君は彼方」に参加していかがでしたか?
台本を読み終えた瞬間に、この作品のメッセージに心を奪われました。
自分は死ぬまで夢を追い続けたいタイプの人間。ただ私でも毎日を淡々と生き抜いている現実に目を向ける時がある。
退屈、平凡と感じてしまう人も数多いはず。でも自分の生き方は自分にしか変えられない。
人生、時間をかけがえのないものだと重じて生きようと背中を押してくれる作品だと思います。
――アニメの聖地・池袋が舞台でした。
私は渋谷区生まれ。言わば都会っ子(笑)。同じ東京でも池袋はまた違った空気の流れだが、東京を代表する繁華街だ。
常に多くの人々が行き交い、情報交換し、ファッション、食など最先端を先取りしている場所。
人は刺激的なそんな町で楽しみも苦しみも経験する。だから私にとっての池袋は学びの場所。
11月27日(金)TOHOシネマズ池袋ほか全国ロードショー
出演=松本穂香、瀬戸利樹
土屋アンナ、早見沙織/山寺宏一、大谷育江/木本武宏(TKO)、瀬名快伸/小倉唯、仙道敦子
竹中直人、夏木マリ
主題歌=「瞬間ドラマチック」saji(キングレコード)
監督・原作・脚本=瀬名快伸
制作=デジタルネットワークアニメーション
企画=CUCURI
配給=エレファントハウス、ラビットハウス
(C)「君は彼方」製作委員会
公式サイト=http://www.kimikana.jp/