川島「王子みたいなキャラクターにキュンキュン」
――普段の川島さん、白洲さんが恋に落ちるなら、どのキャラクターが理想ですか?
川島:成田のキャラクターは、現実にいたらちょっとびっくりしちゃうけど、漫画のキャラとしては好きです。漫画の中では、ああいう人が絶対的に必要じゃないですか。Sキャラというか、王子みたいなキャラクターには中高生のときからキュンキュンしていたので、成田ですね。
白洲:じゃあ、花で(笑)。
川島:「じゃあ」ってやめてくださいよ(笑)。
白洲:でも、花のように、自分の中で葛藤をしていて、いろいろな人の気持ちを考えてしまうから言いたいことが言えなかったり、周りの目を気にしちゃったり、そういう人って日本人は特に多いんだろうなって思うんです。人間味があって、それはそれですてきなんじゃないかなと僕は思いますけどね。
川島:相思相愛ということですね(笑)。
――主題歌「Be My Love」を阿部真央さんが担当していますが、曲を聞いた感想は?
川島:私が高校生の時にも、お仕事ですてきな曲を作ってくださったのですが、今回10年ぶりにタッグを組むことになり、とてもうれしかったです。実際に聞いてみて、いい感じにこのドラマを締めてくれそうだなと思いました。ピュアでまっすぐな歌詞だったので、私の演じている役の心情的にもぴったりマッチしていると思いますし、どうやって曲がはいってくるか楽しみです。
白洲:歌声も力強いので、この作品にどのように影響するのか楽しみですね
――今回の“ヘタキュン”ラブストーリーは、どんな人に見てほしいですか?
川島:あまり何も考えずにさらっと見てほしいです。30分と短くて見やすいですし、テンポ感もいいと思います。ネット配信などもあり、気軽に見られるドラマなので、その中で「続きが気になるな」というドラマになっていたらうれしいです。
白洲:大人も、若い10代の子にも楽しんでもらえると思っています。大人の恋愛とうたってはいますが、僕らに関しては、下の名前で呼ぶ呼ばないでやきもきするなど、だいぶ“純”なんです。逆に、歩とみずきは割と生々しさも描いているので、幅広い世代に見ていただきたいなと思います。
川島:花と成田は、ある意味、染まっていないというか。素直過ぎるが故の不器用さがあります。原作漫画だと少し若い感じで描かれていますが、ドラマでは、そうではなくて20代半ばくらいのものにしたいということだったので、そこは自分たちに寄せながらやらせてもらいました。
――最後に読者の方にメッセージをお願いします。
川島:登場人物たちが不器用で、見ていて「もうちょっとこうしなよ!」と思う部分もあるかもしれないのですが、そのもどかしさを楽しんでもらえたらと思います。漫画原作とはいえ、現実に寄せて、皆さんにリアルに感じてもらえるように意識したので、入り込んでもらえたらうれしいです。
白洲:漫画原作だからこそのドラマティックさはあるけど、僕らが生身で演じるからこその現実味、そのバランスを楽しんでいただきたいです。あとは、5人の入り組んだ恋愛模様と、それぞれの個人的な葛藤や友情、そういう一人一人の人間性を楽しんで見てくれたらうれしいです。