仕事と家族、選ぶのはどちら?「花燃ゆ」第33回
井上真央主演の大河ドラマ「花燃ゆ」(NHK総合ほか)第33回が8月16日(日)に放送される。
「花燃ゆ」は吉田松陰の妹・美和(井上)を主人公に、長州藩を中心とした幕末の動乱を描く。美和は、藩の奥御殿の中で、次期藩主の妻・銀姫(田中麗奈)の女中として働いている。
前回放送では、保守派の重臣・椋梨藤太(内藤剛志)が進める幕府への恭順と改革派の粛清に対抗し、高杉晋作が兵を挙げた。快進撃を続ける反乱軍は、やがて藩主の居城・萩城を射程に捉える。
椋梨の横暴に腹を立てている高杉は、萩城に向け空砲を連発。優勢を見せつけ、敵に文字通りの揺さぶりをかける。しかし、萩城の奥御殿では、銀姫が出産を控えていた。これ以上戦闘が長引かせたくない美和は、藩主の妻・都美姫(松坂慶子)に直談判。反乱軍との講和を進める兄・梅太郎(原田泰造)を、藩主・毛利敬親(北大路欣也)に面会させてほしいと訴えた。
かくして8月16日(日)の放送では、梅太郎と敬親の面会が実現。敬親は高杉との講和を決める。これにより藩政をつかさどっていた椋梨は失脚。しかし、納得のいかない椋梨は、敬親に話をするため奥御殿に乗り込んでくる。そこに立ちふさがったのは、美和。間接的にではあるが運命を狂わせてきた椋梨と、最後の対決を迎える。
そして、奥御殿では、銀姫が待望の男児を出産する。わが子を自分の手で育てたいと願う銀姫は、美和を守役として指名する。しかし、そんな折、美和の元には父・百合之助(長塚京三)が病だという報せが届く。ここまで奥御殿の中で大役を果たしてきた美和だが、銀姫の勧めもあり、初めて里帰りする。そこで弱り切った父と再会した美和は、ある決断をする。
男性優位の時代、唯一女性が出世できた奥御殿の中で、“キャリアウーマン”として必死に戦い続ける美和。何より大事にしてきた家族の病を前に、家族と仕事のどちらを選ぶのか。
毎週日曜夜8:00-8:45ほか
NHK総合ほかで放送