“安定のマリコ”「科捜研の女」初回13.5%発進!
10月15日に放送された沢口靖子主演の木曜ミステリー「科捜研の女 初回2時間スペシャル」(夜8:00-9:54、テレビ朝日系)が、平均13.5%、瞬間最高15.7%の高視聴率を記録したことが分かった。ちなみに全国地域別の数字では静岡の22.5%がダントツだった。(数字は全てビデオリサーチ調べ、関東地区)
同作は、京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口)を中心に、ひと癖もふた癖もある研究員たちが、法医、物理、化学、文書鑑定などの専門技術を駆使して事件の真相解明に挑む姿を描くシリーズの第15弾。'99年から数えて17年目に突入することしは、2シーズンぶりに2クール編成で放送することが発表されている。
また、今作より「科捜研の女」史上、マリコの最強の敵となる女性刑事、“ソタイの女”落合佐妃子(池上季実子)が登場している。
第1話は、京都市内のフリーマーケットで違法薬物の取引が行われるという情報が入り、マリコら科捜研のメンバーも薬物鑑定のために現場に出動。マリコの良き理解者・土門刑事(内藤剛志)らが売買の瞬間を抑え、会場が混乱する中、マリコは店じまいを焦る不審な男・宮脇敏雄(本山力)の存在に気付く。
宮脇と対峙(たいじ)したマリコの前に割って入ったのは、所轄署の刑事・佐妃子だった。彼女は宮脇の所持品から、鮮やかに拳銃を発見する。
宮脇は、2週間前に亡くなった叔母の遺品から拳銃を見つけ、小遣い稼ぎに売ろうと画策。しかし、その拳銃は全国の警察データベースで照会してもヒットせず、出所が分からない。数日前、京都市内の用水路で出所不明の拳銃が見つかる事件が起きていたが、それとの関連も疑われる。
そんな中、佐妃子が府警本部・組織犯罪対策三課に異動してくる。佐妃子は所轄署で多くの摘発を成功させた優秀な刑事で、“銃器薬物のクイーン”という異名を持つたたき上げ。
その夜、京都市内の遊歩道で弁護士・栄村治彦(伊東孝明)の射殺死体が見つかる。栄村は民事介入暴力専門の人権派弁護士で、暴力団に恨みを抱かれていても不思議はないが、銃弾の損傷が激しく、線状痕が鑑定できないため、銃の出所は突き止められそうにない。
そんなとき、佐妃子がふらりと科捜研に現れる。銃弾の鑑定が難航していると知り、過去、自分が在籍した所轄署内で起きた発砲事件の中から、38口径の拳銃のデータを持参したのだという。マリコはそのデータをもとに、銃を特定。12年前に暴力団同士の抗争によって発生した発砲事件で使われたものだと判明する。
そんな中、被害者・栄村の妻・郁子を訪ねたマリコは、車いすに乗った臨床心理士・庄野香歩(高橋ひとみ)と遭遇。香歩は郁子のインターネット仲間で、夫を失った郁子を元気付けるために訪れたと話すが、やがて香歩が運営している悩み相談サイトに裏の顔があると分かり…というストーリーだ。
そして、10月22日(木)の第2話のあらすじは、離婚を控えた主婦・美也子(柊瑠美)が刺されて死亡する事件が発生。犯行当時、夫は愛人と過ごしており、犯人は別にいるとして捜査が進められる。マリコは、被害者の部屋にブラックライトで光る特殊な絵を発見。証言を合わせたマリコは、美也子が紫外線を色として見ることができる特別な目の持ち主だったのではと推理する…。なお、第2話からは夜8:00-8:54に放送される。
17年目に突入した長寿ミステリードラマ「科捜研の女」。実在の京都府警からも表彰される沢口“マリコ”の安定の仕事ぶりは、今クールも健在だ。
毎週木曜夜8:00-8:54
テレビ朝日系で放送