伝説のマダムのあらすじ
マダム・マリ(桃井かおり)が墓参りをしている“初島ダイゴ”の兄・秀平(小松政夫)が、ゼームス牧師(草刈正雄)を訪ねた。余命わずかな母・愛子(風見章子)と30年間行方がわからないダイゴを会わせたいと懇願する。ゼームスは、若いころ結婚式を挙げられなかった愛子のため、マダムにウエディングドレスを発注。マダムは断わったものの、入院中の愛子の病室へ。ほとんど目が見えない愛子は、マダムをダイゴだと思い込む。息子を思う親心に打たれたマダムは、愛子をアトリエに招き、ドレスを作りはじめる。
フランス人画家・ピエール(ジリ・ヴァンソン)が、マダム・マリ(桃井かおり)に恋人・さゆり(広田レオナ)のウエディングドレスを注文する。だが、日本語が理解できず、一度はマダムに追い返されてしまう。ピエールがさゆりを伴って再びアトリエにきたことで契約は成立。だが、ピエールは入籍しないと言い張り、さゆりと大ゲンカに。後日、ピエールの自宅を訪れたマダムは、前妻をモデルにした絵を見つける。一方、玲子(永作博美)は、アトリエを休んで、苦境に陥った元恋人・達也(長谷川朝晴)の仕事を手伝う。