ザテレビジョンがおくるドラマアカデミー賞は、国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって部門別にNo.1を決定する特集です。

最優秀作品賞から、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞までさまざまな観点からドラマを表彰します。

第105回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演女優賞 受賞インタビュー

(C)TBS

多部未華子

こうした状況下で温かい作品に携われて感謝です

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放送中から本当にたくさんの反響を頂き、多くの人に楽しんでもらえているんだなと感じてはいたのですが、まさかこうして賞まで頂けるなんて思ってもみませんでした。私がなにか努力したり意識したというよりも、本当に脚本が良かったのだと思います。
ポップで明るい作品になればいいなと思っていたので、あくまで自然なお芝居の中に少し分かりやすい表情を入れてみたりしましたが、それがすんなりとできる脚本で、演じていて苦労はありませんでした。この作品は悪役が存在しない物語で、誰かが不幸になるようなネガティブなお話ではなく、衣装も色鮮やかで、おうちで一人ででも、家族や友人とでも、誰もが楽しんで見られるドラマになっていたと思います。このような状況下で、こうした“温かい”作品に携われて良かったなと、心から感謝しています。

撮影が一時中断となってしまったときは、まさかこんなことになるとは思わなかったですし、再開するときも「もうメイちゃん忘れてないかな?」「お芝居がつながるかな?」「もしもまた撮影が止まったらどうしよう…」とさまざまな不安がありました。ですが、いざ再開してみると逆にもっと頑張ろうと思えたり、パワーチャージが思った以上にできていたり、さらにはスタッフ皆さんとの士気が上がったりと、中断したことによって良い効果も生まれたような気がします。

印象に残っているのは、最終回のメイがナギサさん(大森南朋)からトライアル結婚生活の答えを聞く橋のシーン。あのシーンはとても暑い日で、途中で雷や雨に見舞われながらも日が暮れるギリギリまで撮影しました。でもすごくハッピーなシーンで、大森さんとももう打ち解けていた(と私は思っている…)ので、楽しかったです。大森さんは、どちらかといえば少し怖いイメージを持つ方が多いのかもしれませんが、とても話しやすい方。いつも現場でぼそぼそこっそり話していました(笑)。とても優しく和やかに接してくださって私も演じやすかったですし、本当に感謝しています。

天保山製薬の皆さんとのシーンも他のシーンも、全部楽しかったです! すてきなスタッフの皆さん・キャストに囲まれて、私も毎日の撮影を楽しんでいたので、皆さまも同じように楽しい時間を過ごしていただけたこと、心からうれしく思います。
私の家政夫ナギサさん

私の家政夫ナギサさん

四ツ原フリコのWEBコミックをドラマ化。家事ができないキャリアウーマン・相原メイ(多部未華子)が、おじさん家政夫・鴫野ナギサ(大森南朋)を雇うことから巻き起こるハートフルラブコメディー。メイは突然現れた“スーパー家政夫”ナギサを雇うことに。そしてライバル会社の田所(瀬戸康史)も現れ、メイは心を乱される。

第105回ザテレビジョンドラマアカデミー賞受賞インタビュー一覧

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