<Uru>実写映画4作目の主題歌担当! 北川景子主演「ファーストラヴ」に書き下ろし&新曲が挿入歌に決定
Uruコメント
映画を拝見し、たくさん涙があふれ、心のずっと奥の方にしまっていた何かがうずくような感覚がありました。
主題歌にさせていただいた「ファーストラヴ」は、深い傷を負って、今までずっとその記憶や経験に囚われて生きてきた人物が、誰かによって少しずつ心を解いていくようなイメージで書きました。
悲しいとか苦しいとか、心の内を言葉に出せずに生きている人も少なくないと思いますが、この映画を見ながら、その中で人は何を求めるのか、「愛」とは何なのか、この物語のタイトルが「ファーストラヴ」になった理由も考えながら少しずつ言葉を紡いで書いた曲です。
曲のタイトルも映画と同じく「ファーストラヴ」にさせていただきましたが、タイトルを考えるに当たりこれ以外のタイトルが見つからないほどに、私もこの映画に心を重ねました。映画「ファーストラヴ」に捧げる大切な一曲です。
挿入歌の「無機質」は、この曲の持つ孤独感と温かさを映画の人物や世界観に中和しながら作りました。感じたことや書きたいこと、心の動きを、不器用さに合わせて直接的な表現を避けて書きましたが、主題歌の「ファーストラヴ」と自然に一対になる挿入歌になってくれたような気がしています。
映画の背景で、そのシーンに寄り添う曲になってくれたらうれしいです。
北川景子コメント
この作品はそれぞれのキャラクターの心情を細かく、生々しく描いているシーンが多いので、そこにかかる主題歌・挿入歌はとても大切なものになると思っていました。ですからUruさんが主題歌を担当してくださると聞いた時はとてもうれしかったです。
主題歌のファーストラヴは、この作品の登場人物たちがそれぞれに抱えた心の傷を優しく解いてくれるような、温かい楽曲です。
優しく澄んだUruさんの歌声に包まれ、試写で聞いた時は涙しました。
私が演じた真壁由紀は、心に深い傷、トラウマを抱えながらも、そのことを打ち明けることができず常に自分を奮い立たせながら生きている女性ですが、そんな由紀が劇中で初めて自分はずっと誰かに愛されていたのだということに気付く瞬間があります。
人は誰でも必ず悩みや苦しみを抱えていて、それを誰にも打ち明けることもできずに、自分の中で折り合いをつけることがいつしか当たり前になっていく生き物だと思います。
私もまたそういう一人ですが、この作品に出会いそういう生き方でも良いではないか、また、自分が気付いていないだけで、見方を変えれば目に映る世界は明るいのかもしれないと、心が軽くなりました。
どなたにも共感できる部分がある作品だと思っています。
Uruさんの歌声で心の澱が流れていくような、浄化されて行くような、そんな不思議な気持ちを皆様にもぜひ感じていただきたいです。
堤幸彦監督コメント
数年前にUruさんの楽曲と出会い、その絶対的な透明感と優しさの中に強い芯を秘めた歌声に衝撃を受け、本作が決まった時から是非お願いしたいと思っていました。
現場でもUruさんの曲を編集に入れながら撮影していたのですが、登場人物の心情がより深化し、期待は確信に変わりました。
主題歌の「ファーストラヴ」を聞いた感想は、沁みる、の一言。誰もが持つ、自分では気付けない心の深いところに溜まった澱を、優しく救い上げ、浄化してくれるUruさんの歌声に、ぜひ包み込まれてください。
2021年2月11日(木)全国公開
■本予告映像URL:https://youtu.be/t5J0hmoF8ss
出演:北川景子、中村倫也、芳根京子、板尾創路、石田法嗣、清原翔、高岡早紀、木村佳乃、窪塚洋介
監督:堤幸彦 脚本:浅野妙子
原作:島本理生『ファーストラヴ』(文春文庫刊)
音楽:Antongiulio Frulio
主題歌・挿入歌:Uru「ファーストラヴ」「無機質」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
製作:『ファーストラヴ』製作委員会
制作:角川大映スタジオ/オフィスクレッシェンド
配給:KADOKAWA
(C)2021『ファーストラヴ』製作委員会
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