宮川大輔、“あるもの”を探して奔走「おっさんが本気でやっている面白さを見てください！」＜インタビュー＞
――キャラが濃い方が多いですが、一番好きなキャラは誰ですか？
それは断然パブの店主のヤウンさん(川畑和雄)ですね(笑)。めっちゃ面白かった。アドリブがききはるというか、何か言ったらウケてくれるし、いいアクションしてくれて。こんな人いんねんなって思いました(笑)。
桜井ユキちゃんが演じたパブのホステス・ジャスミンも良かったですね(笑)。フルーツ盛りにつばかけてたなんて知らなくて(笑)。あれ台本にはなくて、完全に桜井ユキちゃんのアドリブです。だから映像で見たとき、ほんまにすげーなって思いました。
――桂三度さんとの共演はかがでしたか？
映画「さらば愛しの大統領」(2010年)で、僕とケンドーコバヤシが主演で、三度(当時は世界のナベアツ)が監督をやったことがあったんですけど、それはコントの寄せ集めというかちょっと雰囲気が違ってて。今回、三度は居酒屋のおやじなんですけど、朝からずっと落語みたいに練習して、でも本番になったらボロボロでかみまくってて。ずっと「迷惑かけたらあかん」って言ってましたね。
芸人なんでそういう気持ちはすごく分かるし。芸人仲間が現場にいると心強さもあるしやりやすさもあるけど、失敗したりすると、間を作ってあげた方がいいのかなとか、いらんことしちゃいますね。身内過ぎて自分のことのように緊張して見ていました。
――4人が20年後に再会するシーンからスタートしますが、宮川さんは数十年後に友人と再会したという経験ありますか？
4年くらい前に、中学の同級生が50人くらい集まったことがありました。全員すぐに分かったけど、だいぶ老けてたやつもいましたね(笑)。「何の仕事してんの？」って聞いたら、「IT関係」とかふわっとした感じだったりして。だからあの4人の感じはすごく分かります。
11月20日(金)から東京・シネ・リーブル池袋ほかにて全国順次公開
出演：池内博之、宮川大輔、松尾諭、池田鉄洋、蓮佛美沙子、赤楚衛二、門脇佳奈子、村松利史、栗原類、川畑和雄、渡部陽一、ソンモ、永嶋柊吾、ついひじ杏奈、大江駿輔、川島海荷(友情出演)、桜井ユキ、榊英雄、桂三度
監督：宮脇亮
脚本：高石明彦、渋谷未来
