成田凌と「そっくり」の声も!『おちょやん』運命の人“一平”子役・中須翔真が登場
そして、やがて“喜劇界のプリンス”と名をはせることになる一平(子供時代・中須翔真/なかすとうま)も登場した。成長後は成田凌が演じ、千代の運命の相手となる。
子ども時代を演じる中須は、「スカーレット」(2019年度)で喜美子(戸田恵梨香)と八郎(松下洸平)の息子・武志の幼少期も演じている。どこか成田に面差しが似た中須が登場すると、視聴者からは「ちび武志キタ!」の声のほか「一平くん、イケメンやな」「成田凌とそっくり!」といった声も上がった。
みつえ、福助、一平ともに成長後も千代と縁を結んでいく重要なキャラクター。子役たちはみな流ちょうな大阪弁でそれぞれに個性的。「千代ちゃんだけじゃなく、ほかの子たちもインパクトあって演技も上手」「子役時代、楽しめそう!」といった絶賛の声が上がる立ち上がりとなった。
天海天海一座の劇中劇にも反響
また、第7回では新進気鋭の喜劇一座「天海天海一座」も登場した。
初代天海天海(あまみてんかい)を演じる茂山宗彦は、狂言方大蔵流の能楽師。俳優としては「ちりとてちん」(2007年度)でヒロイン・喜代美(貫地谷しほり)の兄弟子で落語家・徒然亭小草若(つれづれてい こそうじゃく)を演じて人気を呼んだ。(ちなみに「おちょやん」のナレーションを務める桂吉弥はその小草若の兄弟子・徒然亭草原[つれづれてい そうげん]役)。
劇中劇シーンではこの初代天海天海と、星田英利演じる“喜劇界のアドリブ王”須賀廼家千之助(すがのやせんのすけ)が喜劇のワンシーンを披露。しっかりと作り込まれた舞台上、衣装・メイクも喜劇舞台そのもので、その完成度にも視聴者から感嘆の声が上がっている。
こうして役者がそろった「おちょやん」。12月9日(火)放送の第8回では、千代と「岡安」にやってきた天海天海一座の子役・天海一平の交流、そして千代と芝居との出会いが描かれる。
酒飲みで女癖が悪い自分の父・天海の事が大嫌いだと話す一平。千代は、その言葉に親近感を覚える。そんなある日、客の弁当を届けに来た千代は、初めて芝居を目にする。舞台の上で演じていたのは、人気女優の高城百合子(井川遥)。その姿に、千代の目は釘付けになる。