“癒やし系”ドラマ激増!コロナ禍も影響 高畑充希、菅野美穂・浜辺美波らが命や絆の尊さ伝える
背景に“こんな時代だからこそ”
背景にあるのはやはり、“こんな時代だからこそ”という思いだ。
「モコミ―」(1/23スタート、毎週土曜夜11:00-11:30、テレビ朝日系)は「おっさんずラブ」シリーズや「M 愛すべき人がいて」(2020年)などの“土曜ナイトドラマ枠”で初めて制作されるヒューマンホームドラマ。ヌイグルミや石、植物などの気持ちがわかってしまう“感覚”を持つがゆえに他人とのかかわりを避けてきたヒロイン・萌子美(小芝風花)が広い世界に踏み出していく、再生と成長の物語だ。
番組概要には「2020年、世界は大きな困難に見舞われ、親しい間柄でも“ソーシャルディスタンス”が求められています。それが“心の距離”さえも遠ざけるような事態を招き、はがゆく思うことも。これまでと“日常”が大きく変わり、さまざまな不安を抱えて生きる人が多いこんな時代だからこそ、この作品では誰にとっても身近な存在である家族の大切さを、圧倒的な優しさとともに真摯に描きます」の言葉が綴られる。
「6畳間のピアノマン」(2/6スタート、毎週土曜夜9:00-9:50、NHK総合)は、この世を去ってしまった一人の青年が遺した名曲「ピアノ・マン」の歌唱動画が周囲の人々の心に灯をともしていく、心温まる物語。番組公式サイトには「新型コロナウイルスの影響でライフスタイルが大きく変わってしまった今。孤独や不安に立ち止まった背中を、誰かが優しく押してくれる瞬間があるとしたら…」と綴られ、内田ゆきチーフ・プロデューサーは「けっしてひとりぼっちではない、という思いを新たにしていただければ」と本作に込めた思いを語る。
「1週間の癒やしになれば」
ドラマ「姉ちゃんの恋人」(フジテレビ系)でハートフルな物語を紡いだ脚本家・岡田惠和は今期、高畑充希主演のドラマ「にじいろカルテ」(1/21スタート、毎週木曜夜9:00-9:54※初回は拡大スペシャル、テレビ朝日系)を手掛ける。
“医者だから”って、人のために何でもできる聖人君子なわけじゃない。感情もある、普通の人間。そんな“人なみの弱さ”を抱えた医師たちが、悩みながらもそれぞれの生き方を見つけていく物語。
医療ドラマの“王道”とは一線を画したストーリーで、手術や治療がゴールではなく“病と共に生きる”姿を通じ、命・人生との向き合い方を描く。
主演の高畑充希は「今はしんどいニュースが多く、暗い気持ちになってしまうこともあると思いますが、そんな中で、この作品は温かい気持ちになれたり、『明日も頑張るか!』という気持ちになれるドラマだと感じているので、見ていただく方の1週間の癒やしになればいいなと思っています」と作品に込められた思いを代弁する。