「“同志”でもありライバル」一番近くにいる姉妹俳優
そんな彼女は2019年度、「A-Studio」(TBS系)の11代目サブMCに。司会の笑福亭鶴瓶は会見で「19(歳)やと思えなくて、僕が見守られている感じ」と、その冷静さを絶賛。
この番組で萌歌は、ゲストとして萌音を迎えることになる。彼女が「恋はつづくよどこまでも」(2020年、TBS系)で主演したためだ。佐藤健との少女マンガそのままのキュンキュンとくるやりとりで、またも社会現象に。このドラマを「隣で見なきゃいけないのは、結構地獄でしたね」と萌歌は笑う。「普通に1人で見たいんですけど、姉がお家にいるときは、私だけ恥ずかしくなってくる」(「おしゃれイズム」前出)と。
どんな友達よりも仲がよく、休みが合えば必ず一緒にどこかに行く。ケンカも仕事を始めてからはしていないそう。「妹だけど、“同志”だから」(「文春オンライン」前出)と萌音は言う。ライバル意識は「ないといったらウソになります。だって一番近くにいる女優さんなので」(同)。 お互いの仕事に刺激を受け合いながら、メドレーリレーのように姉妹で作品をつなぎ、高め合っている。
文=てれびのスキマ
1978年生まれ。テレビっ子。ライター。雑誌やWEBでテレビに関する連載多数。著書に「1989年のテレビっ子」、「タモリ学」など。近著に「全部やれ。日本テレビえげつない勝ち方」
※『月刊ザテレビジョン』2020年9月号