連続テレビ小説「おちょやん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は一週間の振り返り)の第105回が4月30日に放送され、千代(杉咲花)の決断が描かれた。継母・栗子(宮澤エマ)の真ごころが初めて千代に伝わる展開に、多くの視聴者が涙した。(以下、ネタバレがあります)
第21週「竹井千代と申します」(第101~105回/4月26~30日)では、道頓堀を去った千代の1年後が描かれた。
NHKスタッフ、花車当郎(塚地武雅)、脚本家の長澤(生瀬勝久)からの説得にも、ついに首を縦に振らなかった千代。だが、彼らの言葉と思いは少しずつ、千代の中で何か変化を起こしていたのかもしれない。第105回で春子(毎田暖乃)が勇気を出してみんなの前で作文を読んだと話すのを聞き、千代はとうとう女優復帰を決めた。
ラジオドラマ「お父さんはお人よし」顔合わせの朝。栗子は、「ちょっと、ええか」と、あるものを取り出した。それは、あの花籠だった。ある時期から千代の心の支えになっていた“花籠の人”は、栗子だったのだ。
千代が女優をやっていると知り、「うれしゅうて、涙が止まれへんかった」という栗子。千代の舞台をこっそり見に行き、元気をもらっていたという。「あては、あんたのお芝居が、大好きや。千代、気張ってや。これからもずっと…あんたのこと、応援してるさかい」。初めて“千代”と名前で呼び、涙ながらに話す栗子の言葉を、千代も泣きながら聞いていた。