杉咲花「ギリギリまで私も『送り主は一平だろう』と」
視聴者の間でもずっと関心を集めてきた「花籠の人は誰?」には、最高の答えが用意されていた。この日の放送後、視聴者からは「花籠の人は、栗子さんだったんだ…」「栗子さあああん!」「まさかのまさかで泣いた…」「いろいろなことがつながって…すごい結末。すごい作品」と大反響。Twitterでは「#おちょやん」「栗子さん」がトレンド上位を占めた。
「おちょやん」公式サイトでは、千代役・杉咲と栗子役・宮澤のインタビューも掲載された。
その中で、杉咲は「実は、演じている私たちもこの週の台本を手渡されるまでは、送り主が誰かわかりませんでした」「ギリギリまで私も成田(凌)さんも『送り主は一平だろう』と思いながら、お芝居していました(笑)」と回想。
一方、宮澤にだけは知らされていたのだそう。宮澤は「最初にディレクターさんから『栗子は千代のまま母だけど、いずれ“紫のバラの人”(『ガラスの仮面』の登場人物)のように、ずっと花籠を送り続ける人なんですよ』って(言われて)」と告白。花籠を贈っていたことを打ち明けたシーンについて、この場面で「呪縛が解けて、一人の人間として向き合えたんだと思います」と振り返った。
栗子としての出演は第1週以来5か月ほど空いたが、宮澤は「奉公へ行ってからの千代ちゃん(の放送)は意識的に見ないようにしていました」という。「千代ちゃんが舞台女優になってからは、見ていたんですけど」とも。それは、千代が女優になったことを栗子が知ったタイミングとも重なる。
こうして千代は、女優に復帰した。5月3日(月)からは第22週「うちの大切な家族だす」(第106~110回/5月3~7日)を放送する。千代が出演するラジオドラマ「お父さんはお人好し」の舞台裏が描かれる。