ラーメン店の息子・瀬戸が苦悩する
東大専科の生徒が勉強を始めた。今まで真剣に勉強と向き合ってこなかった生徒たちに対して桜木は「東大生は、日常目にするものすべてに対して“なぜ”を考え、本質を見ようとする。おまえたちがやるべきなのはその思考法を学ぶことだ」と徹底的に叩き込んでいく。
4人の中でもレベルが一段低い位置にいる瀬戸は、単語帳を作成したり、桜木の教え通りに勉強を一生懸命頑張るなど、必死についていこうとした。しかし、瀬戸はテスト対決の日に休む。姉がひとりで切り盛りする実家のラーメン店の経営悪化や、学力レベルが追いつかず皆の足を引っ張ることに悩んでいたのだ。
桜木「馬鹿ばっかりだな」
結果、藤井と東大専科の対決は、回りくどい英文を書いてスペルミスをした藤井が減点されて、東大専科の勝ちとなった。
桜木は負けた藤井に廊下から野次を飛ばす生徒に「馬鹿ばっかりだな」と言い捨てた。「誰かのせい、国のせい、時代のせい、他人を叩き批判して、文句を言って何が変わる。ルールを作ってるやつらはな、この状況がおいしいからこういう仕組みにしてるんだ」「いいか、搾取されるだけの人間になりたくなければ、不満ばかり言う人生を送りたくなければ、おまえら勉強しろ!馬鹿とブスこそ、東大に行け!」と、桜木は高らかに説教した。
視聴者のSNSには、「海人くんと鈴鹿くん、演技うま…ドキドキした」「瀬戸くん泣かないで」など、現在苦悩している瀬戸へのエールや、性格のねじ曲がった藤井役を演じた鈴鹿央士に対する感想などが多数寄せられ、ドラマタイトルのほか「瀬戸くん」もトレンドワード入り。「ドラゴン桜見てたらこのままじゃいけないって思った」と桜木のセリフに触発される人もいたようだ。